老人性?怒気と二人連れ


いつの間にか?
本日、久しぶりの登城が義務付けられておりました・・・


「栃木の城へ行く!」
しか聞いていませんでしたよー
何城行くのか?
どこで昼飯食うのか?
どういう行程で何時ごろ帰れるのか?
なーんも教えてくれませんでしたよー


まっ平らなシャープの工場にしっかり囲まれた中にある
3・4面のゲートボール場を囲む、
哀れな?かなり浅くなった?堀と二重の土塁とが残る
どちらかといえば面目を失った城の感がある
矢板城登城を済ませ・・・


二城目の川崎城へ着きました
城の登城口には蕎麦屋がでんと控えています
その蕎麦やの窓から蕎麦を食べている人が
目の前の階段を上っていく私たちをじっと見てます
でも・・・気になったのは・・・出汁の香り!
階段を一歩一歩上っていく私を追いかけてくる!


鼻を蠢かせながら・・・
「お昼、蕎麦って目はあるかなぁ?」
とりあえず言ってみる
「勝手に一人で食ってろ!」
やっぱりな、厭な奴だよ・・・
一人で入れないこと百も承知でさ!



しかし、この城は!
見事な秋の只中にありました!
写真を撮るのに夢中な旦那にいつもうんざりするほど
待たされつけておりますからね・・・
私も写真家に変身!
紅葉を、秋の授けものを・・・撮っておりましたら・・・
「あら?どこへ行ったのかしら?」





帯郭をぐるっと周り、次の郭へ走り・・・居ない!
元に戻って・・・居ない! すわ携帯
「どこに居るの?」
「バカ!先があるに決まってんだろ
 お前こそどこをうろうろしてんだ!」
いきなりの怒声
「本郭!」
「そこで待ってろ」
この時点で蕎麦屋が頭に浮かんだのは否定しません
が、・・・待ってました
そして漸くの?再会、下城


蕎麦屋行くぞ!」
「混んでいそうだよ」
「こんなの混むうちに入るか」
ところが・・・
「10分経った!」「15分経った!」
「のろい!」「何時まで待たすんだ!」
見るからに店の規模より従業員が少な過ぎです
おねえちゃんが真っ赤な頬でてんてこ舞いです
貧乏揺すり!卓を叩く!腕組みをしてそっくり返る!


隣の卓のおじさんが新聞のすき間からこそっとチラチラ覗きます
怖がられてるよー君
何とか和やかな夫婦の会話を試みるが・・・
閻魔様のように睨むだけ


やっと来た蕎麦が美味しかったので・・・助かった!
「40分、いや1時間損した!
 お前のせいで予定が狂って予定がこなせない
 那須まで行くはずが行けなくなった」


ハイハイ、次回は一人で思う存分
狂い無く予定を遂行してください


「宇都宮餃子を食べようと思って調べていたのに
 温泉も入る予定だったのにみんな駄目になった!」
ハイハイ、そうですか
そんなこと最初から聞いてないもん、期待して無いもん
だから・・・惜しくないよーだ!へん!