滝田城・白浜城


千葉・南房総といえば安房里見氏
つまり子供の頃ワクワクして読んだ南総里見八犬伝
旦那のお陰で?一昨年から結構里見関連の城、登城しています


絶賛?てんぷらに釣られて、それしか眼中に無かった私
到着してから・・・・・え?目的地は里見義実の城?の、お粗末!
のぼりはお約束みたいな急階段の上り坂
それでもひと喘ぎしたら直ぐ展望台
その展望台には余り美しくない伏姫を背に豪傑顔の八房が
觔斗雲みたいな雲に乗った像が鎮座してました。
昔の日本犬はこんな顔だったのかいな?

 


割合整備されていて段を切ってある登り道はさらに続いて
段郭を一つ上ると城址碑が送電塔の横に立っていて
「あ、もう着いちゃったの、主郭ね?」と思ったが、まだ途中
主郭はさらにそこから暫し下ったところだった。
それにしてもこの城址は一言で言えば「ドクダミヶ原」?
曲輪全体が見事に?ドクダミに埋め尽くされている
その匂いも・・・なんともこの城の印象として定着してしまいそう
ドクダミって花だけ見るとそう悪くも無いのに
名前と葉の色と匂いでホント!同情するわ・・・損してるね?
昔「赤毛のアン」のスターフラワーってどんな花?って話題で
中学生の私たちはその季節森に咲くって言えば・・・
ドクダミ?まさか!にらの花?まさか!なんて・・・
ドクダミの合間に?ホタルブクロとか他の花も散見したのに
あの一面城址を埋め尽くすドクダミの勢いはまさに圧巻!
忘れられない光景になりそうです
そういえば姑さまはそのドクダミで化粧水を作り愛用しています
そう、やっぱり悪い草ではないのだけれど・・・・・ねぇ・・・
丁度山を一つ越えた感じで向こう側に降りてしまったので
駐車場まで村の道を大回りしなければなりませんでした。

 
 
 


白浜城は南総白浜海岸線を通って到着
白浜って始めて行きましたけれど・・・白浜ではなくて岩浜
イメージが全然違っていました。
白浜城の上り口の暗かったこと!
天気も悪かったし、両側の崖の上から生い茂る木々が天蓋のように
道の上に蓋い被さって、昼なお暗い・・・という狭い登り道
早く通り過ぎたい一心でサカサカ上りました
岩を削った?と、思われる労力には感服しましたが
どこが何だか私には遺構があるようには思えませんでした
ずーっと登っていくと途中途中に展望場所が作られていました
靄がかかっていてはっきりしないのがとても残念!
眼下には白浜の岩の海岸線が青く広がるはずなのです・・・
3つ目の展望台が最高位のようで、
その向うは下りになっているようで草に覆われていましたから
そこから引き返そうとしましたが・・・
念のため少し草をこいで行って見ましたら・・・行ってよかった!
直ぐ見事に整備された木道になって、実にいい遊歩道が!
それにしてもこの城址は岩山の上にあるようで
上り口はどちらも岩をくり貫いたようでしたが
一体何時頃掘削したものなのでしょう?
とても人の手で1500年代頃に掘られたとは思えませんが・・・
作られた頃はどんなだったのか、想像がつかないんですね。
どうやら降りてきた道が推奨?道だったらしく
駐車場までまた村中をかなり歩かなければならなかったのですが
こちら側には「白浜城遊歩道上り口」の標示がいっぱいありました。

 
 
 

途中こんなトンネルもあったし


帰りに伏姫・八房像があるという岩井駅前に立ち寄ってくれて
本日の里見八犬伝散歩?は終了!

 
 


蕎麦というかてんぷら?も良し!
富津の「海辺の湯」の茶色の湯も良し!
本日も盛り沢山!