朗読&群読


朗読などと言う趣味が存在するなんて
ついこの間まで知りませんでしたが、
この高齢化社会?にぴったりだった!のでしょうか
最近はあちこちで朗読の教室・サークル・スクールが
花盛りなんですね。


確かに、本さえあれば直ぐに取り付ける
手軽に始められる趣味です
高齢の方が多いので、
「どんな動機で?」と、お尋ねすると
「色々な趣味をしてきたけれど、物が増えてね
 人生も終わりに近づいたから、身辺整理をしてね
 物の増える趣味は止めたのよ・・・
 で、気が付いたのー「朗読!」
 本も図書館利用よ、コピー!捨てるのも楽!」
書道も先生がいると「表装して発表会・・・お金かかるのよ」
手芸も「家に飾るのも限があるし、人にあげるばかりも」
作品が出来るのは駄目よ、茶道も着物箪笥、華道も花器置き場
場所を取る物はマンション族には厄介
・・・などとおっしゃる方が何人も!


なるほどねぇ・・・です。
都会暮らしは制約も多いけど探せば刺激も多い
趣味も選り取りみどり?


そんなわけでコッチも目を開いて輪が出来ると
素人さんから玄人さんまで様々な舞台があるもので・・・
先日お仲間が見つけて教えてくださったのが「群読」会でした。


これも工夫をした朗読?声優の卵さんたち主体の
なかなか面白い舞台でした。
「椿山課長の7日間」
あの長いお話を2時間余りの朗読劇に仕立ていました。
地読みをした青年の声がとてもよくて真っ直ぐで
科白を担当した十数人のアンサンブルも良くて
でもお話がやっぱり最後「れんちゃん」が
関わってくる部分が唐突で・・・
でも、冥途の役所の膨らまし方が面白くて
ああ、ここを膨らますって方があったか!


朗読で一番難しいのは
作品選びじゃないかなあ・・・と、最近思い始めた私です。
目で読んでいると実に巧みで「これはいい!」
でも声に出して読んでみるとそのよさがこぼれ落ちてしまう・・・
なんてことが結構多いのです。
群読の場合、芝居と朗読の間と言う微妙さを生かす!
いい作品を見つけねばなりません。