墓参


今年もお彼岸が来た、
そして、父も母の墓参に上京した。
そして、お墓にはいつも通り
彼岸花が真っ赤に咲き誇っていた。
この律儀さには本当に感心する!


誰が律儀って?
父と彼岸花に決まっている。
母が亡くなって再来月で、丸7年。
父も85歳、母も生きていたら80歳。
一度も年2回の墓参を欠かしたことが無い。


簡単に墓参と言うけれど、
上京っていったって逗子から出てくるだけだし、
たったの年2回じゃないかって思うかもしれないけれど、
3月は80過ぎの父には未だ寒いし、
9月は85歳の父には未だ暑すぎる。
よく頑張るなぁ!


お彼岸は父が思う存分母の思い出話をする良い機会でもある。
私も父の感傷タイムにじっくり付き合おうと言う気分になれる。
なんてったって「彼岸」
墓に向き合って手を合わせている父を見ていると
父が行ける間は同行してあげようと思う。
父が行けなくなったら弟夫婦が行ってくれるだろうが、
行かないようなら私がやっぱり行くのだろう。


それにしても最近母はどうしたのだろう?
もう夢にも殆ど現れない。
結構私母のこと思い出す事が多いのにねぇ・・・
父にとっての母は年毎に若返っていく。
そして年毎に可愛くなっていく。
聞いているとほほえましいけれど・・・
お母さん先に死んで得をしたかも・・・
私もあやかりたいなぁ・・・って言う気になっちゃう。