89歳


墓参りのあと我が家に泊りに来た父
今月89歳になりました
年のぐんと離れた末っ子とて
大勢いた兄弟も皆既に亡くなっています
おまけに?甥、姪も自分の年に近いという有様
私から見れば従兄・姉といっても・・・叔父叔母みたい
その甥の一人から
「叔父さんの卒寿の祝いをするから・・・」
父は喜んでいますが、付き添いを命じられた私はウンザリ
だってね、70〜80過ぎのオジサンオバサンの集まり
退屈な時間になりそうです・・・話も合わんし・・・
って、ほのめかしたものだから
久しぶりに父に叱られました!
「お前は、感謝を知らない!」いわく
「お前は、義理を大事にしない!」いわく
「お前は、社交的ではない!」いわく・・・・・・・
うへぇ・・・ですが・・・
暇な彼らの集まって飲む口実だよー?本人が言ってたもん


また一月分年を取った父は
一月分、歩くのも食べるのも遅くなった感じ
それを見ると親孝行せずばなるまい、やっぱ?
で、昨日は「花のあと」を見に行き、今日は
「お父さんの誕生日だからお父さんの好きなものを食べに行こうか?」
「寿司かうなぎならいつでもいいな、寿司かな?」
間髪を入れず旦那
「いしばしに行こう!」
・・・で、うなぎやさんへ・・・


 


ホント、うなぎは何時食べても美味しい!
もっともおいしい店で食べてこそではありますが・・・
春はどこへ影を潜めたのか?
暑さ寒さは彼岸までの彼岸はどこへ行ったのか?
氷雨の中を出かけましたよ
五年ぶりだそうですが、佇まいに変わりも無く
「美味しい!」
お父さんも大満足のうなぎでした


 
「特上」                    「上」

父と旦那は特上、私は上・・・
「なんだ同じじゃないか」と来たうなぎを見て旦那
「どこが?」
2列と3列、重箱の大きさも違うじゃん?
「いや、殆ど同じだよ」
「殆どね?・・・800円分?」


でも、多分、来月は・・・
「寿司を食べに行こうか?」って言うかもなお父さん?
胃だけはまだ私に勝っている!
っていうか、負けてるジャン私・・・みたいな?