来月の発表会が近づいています
先週衣装合わせも終わりました
「江戸の市井の物語、長屋のおかみさんのイメージ、
地味な黒っぽい織物の着物に反幅の帯」
と、先生のイメージに合わせて、着物でずらりと登場順に並んで
そことそこ着物を取り換えて、君と君帯を入れ替えて…
貸したり借りたり、部屋中に着物が折り重なった割には
地味な色合いばかりで…細雪の世界とはいきません
私も自分の着物はダメで、借り着の
黒地に紺の模様の紬にくたびれた青の帯ということに…
ま、「小商いの店のおかみさん」の声もしますから
こんなものでしょうか
でも、今日は今年最初の民芸のお芝居を着物で見に行きます
小紋の着物に黒地に六歌仙の絽刺しの帯です
ほんの少しですが華やぎます
そして本日のお芝居
民芸のいわゆる看板さんの出番はありません
地味な顔ぞろえです
年末のずらり看板を並べた大舞台とは違います
ところが!
こっちの方が断然面白かった!
初めはあまりに身につまされて
わが身が後期高齢者になった時の姿も重なって?
幕間に友人と
「暗い気持ちになっちゃうわねぇ」
「なんか明日のわが身、みたいな?」
なんて言っていたのに、後半ガラッと趣が変わりました
いや、実際は、大変なことなんですよ
しっかりしてても詐欺にはあうんだ…おおこわ!
いくら親友でもそこはそれ…境遇が同じになれば…手も携えられる?
女たちの生きる意気は…まだまだ!
助け合っていく意気地も張りも共感も…頑張りよ!
3ベテランの女優さんの頑張りそのものも相まって
大共感!大応援!大笑い!
かわゆうございました。
どうせ見るならこういう舞台よねぇ…うなずき合って
お互いの着物姿も褒めあって
いい一日でありました!