今年最後の民芸


先日、着物で…と打ち合わせをした
幸田さんの朗読が雨になったので
東覚寺公演以来の着物だ
前日に美容院へ行って、襟足も整えたし
お母さんの思いっきり地味な着物に挑戦してみよう
流石にこの色は80歳以上だよ…なんて
思っていたけれど、考えてみたら
80歳になった時私着物なんか着ないよっていうか着れない
もう十分年寄りじゃないの…
孫もいることだし…ね?


     


民芸今年は大滝さんの最後の公演になったかも…
という山頭火を見損なってとても残念
今年最後の公演で来年の友の会の手続きをするが 
大滝さんの芝居が一つもないなんて…
なんだか民芸じゃないなぁ…って気がして
来年の会彼女は当たり前のように
更新手続きをさっさとしていた…ってことは
来年も着物着る機会を確保したってことね



本日の出し物は「時代劇」
小説の海外ものを読むのは好きだけれど
芝居の海外ものはなんだか嘘くささがきつくてね
「ハリー」ナンシー」なんて呼び合っても顔はね
そんなわけで久しぶりに楽しみにしていた舞台だ
ここ何年か年末の三越劇場に足を運ぶと
年の瀬を実感するねぇ…
買い物なんかしないのにねぇ…
そういえばデパートでの買い物は思いっきり減った
年金の先行きが心配なんだものねぇ…
デパートなんかで買い物する気になんないよねぇ…
優雅に着物来たご婦人の会話ですかね?これが


奈良岡さんの舞台は安心してみていられるが
どういうわけか今日は珍しくずいぶん噛んでいた
このベテランにしてこんな日もあるのだなぁ
芝居はかなりの悲劇だったのだが…
それがつたわらなかったのはそのせいかな?
いや満天姫さんの悲嘆のありようだろうか
松島の采配があまりに簡単に決まったからだろうか
淡々と悲劇が悲劇らしくなく終わった
う〜ん?