中山七里「護られなかった者たちへ」
何だかはっきりしなかったので…
映画クランクインした後完成の情報が出ないうち
自粛期間に入ったし…
同じ監督の違う映画が公開されるという?…された!
やっと東北での撮影が完了しましたと情報が…
どうやら来年新春公開らしいです。
映画の情報では佐藤君が演じる利根は前科者の殺人者?
いやこれはどうだろう?
歴史事実や物語だとはっきりわかっているもの
同じ物語でもこれは社会派小説、
現実に即して?の殺人者は嫌だよ…
(どんな悲しい必然的な事情があるにせよ)と
まぁファンである私は思うのですが
だから公開前に本を読んじゃうことにしました。
(安心したくて)
本を読む理由としては違反!
私らしくない理由付けだよ…と思いつつ
中山七里さんの小説は初お目見えです
(TVドラマ化されたものは見ていますけれど)
読みやすい社会派、現実に即して現在を突き付ける小説でした
護られなかった者…自然災害にでも国にでも家族にでも…
たくさんの悲しい人々の現実がとても痛いけれど…
心に残る作品でした
読み終わって、利根さんが犯人じゃなくてほっとしたけれど
犯人が悲しすぎる
社会のひずみを一手に小さな背中にしょっちゃったんだね
彼じゃなく政治が国が刑に処せられるべきだ
映画か…どんなになるか…興味があります
(脚本に不安はありますが)