今月の民藝


おじいちゃんのめまい騒ぎで
行けなくなるかと半ば覚悟したのだけれど
思いのほか?大事至らず、何とか行くことが出来た


市谷に住んでたときには毎週のように買物に行っていたのに
本当に縁が無くなった新宿に行く年に数度のチャンスでもある
最も民藝はサザンシアターだから
行きなれた3丁目から東口にかけての地域には行く機会は無い
それでも、めまぐるしく変わる新宿を
ほんの少しでも呼吸しておくのは・・・頭の体操になる?
オノボリサンにならないように?
地方から来る友人は東京に住んでいると
当たり前のように銀座も新宿も渋谷も六本木も
案内できると勝手に思い込んでいる・・・とんでもない!んだよ


今月の出し物は洋物
何度見ても日本人の顔をした人を
「ヘレン!」とか「ジョージ!」とか「ノーマン!」とか
呼び合われても・・・なんかなぁ・・・という感じは否めない
だって、日色さんなんだもの・・・・・・ペギーが
実際にはとてもよくこなれているの・・・にも、関わらず
時代背景とか主張とか様々問題があるから
完全翻案ものにはできないんだろうけどなぁ・・・
それでも白野弁十郎とかのおかしみに親しみを感じる
戦争の時の庶民ってどこの国でも似たような事を・・・?
そういった共感は確かにある



この作品ではヘレンの生きていく意志と明るさに
助けられるけれど、日常の営みに囚われているうちに
知らないところで人生って決められてしまうんだなぁ
一体誰が戦争始めたんだろうっていぶかしんでるうちに?
挿入の歌がヘタウマまで行かなかったのが、ツライような。