父の夏


「20日の3時過ぎに行く」
と、言っていた父が律儀に?時間通りに到着
先回帰る時、東京駅黒塀横丁を通りました。
こちら側に出ることが無いので、意外なことに初めてとか
「東京駅もどんどん変わるから・・・」
で、案の定?いつもうちに来る時は
大丸のイノダコーヒーでランチしてくるのに
「今日はあの黒塀横町を覗いてみたら・・・
 ハゲ天があった・・・で、お昼を食べてきた」
本当に好奇心だけはまだ達者!


「この分ならまだ元気!」と、思ったのに
それから坐るや否やぐっすりです
旦那が日課の散歩に行ったのも、お風呂に入ったのも、
夕飯の支度が出来たのも・・・なにも気付かず爆睡!
やっぱり夏の暑さがこれまで以上に堪えている?
翌朝も起きるまで寝かせておこうと思ったら・・・お昼!
東京まで出てくるのが大変になってきたのかもなぁ・・・


今月の歌舞伎座海老蔵天守物語がお目当て
少し早めに出て、これも目先を変えて?
銀座の松屋でお弁当を物色して・・・なだ万の弁当を買い
歌舞伎座の前まで行くとなんと母方の従妹にばったり!
あの混雑した正面でよくぶつかるものだと驚いた!
歌舞伎を見るという田舎の親戚を送って来たのだと言う
父より大分若い彼女の母親はもう東京へは来れないのだと
「おじさん凄い!」を連発して父を喜ばせてくれた


今月の出し物
「夏祭浪花鑑」は少し冗長だったけれど
笑也さんや春猿さんの美貌や勘太郎さんの女形を楽しめた
天守・・・」は妖美しさがすべてという物語だと思うけれど
海老蔵さんは去年一昨年より痩せて尖ってしまって
削げ過ぎた鼻・・・美貌が老けたような気がして残念!
精悍な若武者振りより、ここは美貌が一番大切だもの・・・
玉三郎さんの美しさは年を感じさせない
声の使い方で大年増になれるけれど、
ここ一番では、流石に!さすが!
昔は孝夫・玉三郎を見るのが楽しみだったのに・・・



    

で、今日は横須賀に一人で見に出かけるより楽だからと
ララポートで「アマルフィ」を見て帰ることに
「いやぁ、日本の映画もおしゃれになったじゃん!」
いい男はいい男に!いい女はいい女に!いいねぇ!
有楽町まで送って出たら、急にお腹がすいて
おかめであんみつを食べることに・・・
「胃だけはまだ大丈夫だ!」と安堵。
それでも、今月もまた一段、歩くのが遅くなったようで・・・



今、隣でうなぎやを検索していた旦那が
「お父さんならここの特上でもまだ大丈夫そうだね・・・」
「そういう君こそ!」
丈夫な胃ほどありがたい物はありませんね。