新春歌舞伎


京都にいた時、3冬で3回、12月に
南座の顔見世に行きました。
京都に住んでいると面白い経験がいっぱい出来ますが
南座の顔見世の華やかさは忘れられないものの一つ!
詳しいことは知りませんがそのチケットも、
井上流の温習会の券も歌舞練場の都踊りの券も
祇園御茶屋さんから手に入ったものだったと・・・
出入り口のところにはお茶屋さんのおかあさんや
舞妓さん、芸妓さんが並んでいて挨拶していましたっけ。
チケットの入った封筒には○○おだんな様なんて
宛名が書いてあって笑っちゃったものですが・・・
「御旦那様」ですよ!
年末に京都へ行った時もだからあわよくば?
顔見世を見たいものだと思いましたが、
チケットは既に売り切れ状態でした。



それで、新年の歌舞伎座も早く予約しなくちゃ・・・
なのに正月も1週間過ぎてからチケット取ろうと思ったら
父の上京する日はもう良い席がありません。
今度ばかりは席はとても大事です。
何しろ「助六」です!
花道が見たい!
私まだ一度も「助六」に当たっていないのです。
父によると
「河東節をなさる旦那衆をお頼みしなければならないから」
舞台にかけるのが大変?なんだそう
年末そういえば2月の演目が魅力がないから
「止めて替わりに演舞場の海老蔵のチケットを」
といわれていたのも忘れていました。


大慌てで、演舞場にアクセスしたら行きたい日はもう
一番高い席しか空いていませんでした。
団十郎様は高い席から?海老さまは安い席から?埋まる??
海老様はまだこれから・・・があるさ?


父から渡された
関容子著「海老蔵そして団十郎」という本も読んだし
着物を着る練習もしたし
準備はOK!なんだけどな。
家の御旦那様は
「あんなもの、席が埋まるというのが不思議だ!」