2021/8/30
先日読書録を見つけてひらいたら
たまたまその年の最後のページに
モンゴメリーさんの伝記から書き写した一節を見つけた
「1931年にモードは初めてラジオで詩を二編朗読したのであるが
聴衆がいないことに物足りなさを感じた。
1923年、ラジオという新しい製品が彼女に強烈な印象を与えた。
それは喜びよりはむしろ懸念を抱かせるものであった。
次々に登場するこういう発明品に接すると、
私は疲労感と月日の流れが緩やかだった昔への郷愁を感じます。
現在を生きている私たちは否応なしにそういったものに
テンポを合わせて暮らさなくてはなりません…
しかもこういうものはどれひとつとして本当の
〈時間の節約〉にはならないものです
ただ息もつかせないほど矢継ぎ早に時間を埋め尽くしていくだけなのです」
先日外出先でLINE電話がつかえなくなった
「LINE電話にしろ、ただなんだから」と
うっかり電話を使って後で注意されたことがある…
帰ってから旦那に色々やってもらって使えるようになってほっとした
LINE電話がつかえなくて普通に電話を掛けるまでのためらい!
全く!新しい発明品に追われているよ…私
ラジオ・テレビのない生活はもう想像もつかないけれど
ま、そういうことだ!ね?モードさん
僅かに残っているこの作品、もう一度読んだら処分します
字があまりにも小さくてもう読めないよ…