あさのあつこさんの3冊目「人を乞う」到着
一緒に葉室麟さんの「草笛物語」も
二晩で二冊続けて読み通して…
「ああ、私全く違うタイプの青年の青春成長譚を読んだんだ!」
しょぼしょぼの眼で明け方寝ようと努めながら思っていた
結局は好みの問題で「弥勒シリーズ」より
最初に「天を妬く」を読んだ時、早々と
軽いと思ってしまって悪かったなぁ~と
結局は楽しくワクワクと読ませていただいたのだ
最後に武家の枠組みから解き放たれて自分の居場所を見出した青年と
武家の枠組の中で中枢を担っていくことになるだろう青年と
草笛物語は…今更? 調べていて
「蜩の記」の続編があると気が付いたから読んだのだが
そもそも「蜩の記」に後編が描かれるとは思っていなかった
後日談には違いないが平凡になってしまった
しかし人生の晩年に成長譚を読むのはきつい
作品がよければワクワクと読む時間はありがたいが
この年頃に自分がどんなだったか?
否応なく突き付けられてしまうことになるから
私ってなにも考えずに生きてきちゃったんだなぁ~
ため息しかない