ついこの間長電話したにも関わらず
また彼女から電話がありました
「久しぶりの晴れ間だったから
フラワー―パーク歩いてきたのよ
入園料無料だし、人はいないし…いいわよ~」
そうでしょうよ!
「そういえば…あなた、好きな花7つすらっと言える?」
(先日の絵本の影響ですよ)
「…花っていえばカワラナデシコ知っている?」
「知っているわよ」
「旦那、知らなかったのよ…今日いっぱい咲いてたの」
彼女に花の名を聞くことはなかったんですよ
花いじりが大好きな花知り人なんですから
そういえば、クリスマス・ローズ教えてくれたの、彼女だった
「千鳥ヶ淵にも桜の下に咲いているの、この春見つけた」
「クリスマス・ローズ増えたね…」
「そろそろ凌霄花かな?」
「もう満開よ…うちはそろそろ終わりに近い」
「えー、うそ、浜松のうちのは8月に盛りだったよ」
「去年うちの一番いい大枝が折れたのが惜しかったのよねぇ
東京は凌霄花少ないでしょ?」
「うん、少ないねぇ~
ああ、そうそれ台風でだったね…
うちの前の街路樹百日紅なのよ、今…」
「ああ百日紅、ピンクの色がきれいなのが増えたねぇ」
ってな具合で…あっちこっちながら
花の話で1時間過ぎました
脳梗塞をした彼女
「ほら、私頭の血管1本足りなくなったでしょ
花の名前もなかなかでなくなっているのよ」
「私はなくしてないけど…出ないのは同じヨ」
名詞が出なくなったねぇ…
ホント!名前が出ないねぇ…
と言いつつ花の名
最後の睡蓮の話題まで10以上は出ましたね
凌霄花の花の色は
私の心の色
ほら…流れて行ったよ
だから、今
君は夕焼けの中
ポロンとまた生まれた!