貸本屋?


サークルのリーダーが忙しい日々の中
70越えて本に目覚めました
昨年末ごろから本が読みたくてしょうがないのだそうです
私はいつでもどこへでも
カバンの中には文庫を忍ばせていて
移動のときは絶対本読みですが
彼女は車中の人を観察するのが面白くて本など読まない
「人を見ている方が絶対面白いよー」
その人がねぇ〜???


「本を教えて、何か面白いのを貸して…」せがみます
私は図書館で借りてくるから家にあるので面白いのと言えば
藤沢さん、浅田さん、宮部さん、志水さん、横山さん…
上橋さんは彼女向きじゃなさそう…なんて
翻訳物は名前が頭にいつかないからダメだそうだし


順に貸していた本が彼女には大当たりしたようで
「面白い!」
「次は何?」
浅田さんの新撰組の3部作でドボンとはまって
横山さんで深みの深みです…
こんな面白い本があったなんて!
私の本が付箋だらけになって読まれているのを
私はまた奇異の目で見ています
面白いと思った文章に付箋を貼りつつ何度も読み返している!
わー私よりよっぽど読み込んでいるその姿勢に
今度は私の方があおられています


うちにある本が終わったら…?
(何しろ整理にかかって本を減らしているところでしたから)
あなたの選択に間違いないから、買ってきて任せる!
そうは言われてもねぇ〜
読む本を与えるっていうことは
子供にだったらその子の精神にも影響を及ぼすってことだよ!
其れって責任重大じゃない?
でも…もう74歳になろうって人だもの
そこまで深刻になることもないか…
だって私の選ぶのはフィクションのエンタメだもの


しかし
あのお年で目をキラキラさせて
本!本!とせがむ人を見ていると…
なんか羨ましい様な?ね?