年賀


     


なんとえすちゃんが
「ひい爺ちゃんのところに行こう」
湘南への道はいつも混みますから…特に正月はねぇ
鎌倉への人出で時間が読めないんじゃないか?
颯坊大丈夫かなぁ…
「大丈夫だろ」
で、出かけることになってひい爺ちゃんに連絡したら
ひい爺ちゃんは舞い上がってしまいました


「うちで正月過ごさない?」と聞いても
「生活のリズムが狂う方がコワイから」と言ってましたが
正月家族のところへ帰る人が多くて
ホームは淋しくなるんじゃないかと心配しましたが
帰る人はいないということで少々驚き


お昼にお弁当を買い込んで行って
狭い部屋で6人が弁当を広げました
「こんな賑やかな食事本当に久しぶりだ」と
ひいおじいちゃんは大喜びでしたが
本当は実家のおせちのお重を抱えていったら
もっと喜んだんだろうなと、少々手抜きが恥ずかしい
でもひい爺ちゃんは駆け回って元気にしゃべる颯坊を
見守るのが本当にうれしそうでした


颯坊はおじいちゃんの本を広げては
フムフムむにゃむなやと読む真似をするんですよ
それがまた風太郎さんの「臨終図鑑」だから
何とも言えませんね


   


でも天衣無縫、まさに半日ひい爺ちゃんの周りを
駆け巡り元気なところを思いっきり見せてきました
ひい爺ちゃんは何度も何度も
楽しいなぁ、嬉しいなぁ、可愛いなぁ…を繰り返して
帰ってきてからも電話で何度も
楽しかったなぁ、嬉しかったなぁ、可愛いかったなぁ…
の、リフレイン
こいつは春から…ステキなひい爺ちゃん孝行!!!