顔見世延期なので
「颯坊が行けてもいけなくても２２日には行くわね」
ひい爺と約束していました
１８日に約束の確認に電話したら
「今朝３回も転んじゃったら看護婦が連れて行くって
ホームの契約病院へこれから行ってくる」
「じゃぁその結果を教えてね、その様子では明日行くから」
「そうしてくれるか」
ところが
「なんだかちゃんとした病院へ行ってということで
明日１９日病院へ行くことになったから明日は来ないで
予定通り２２日に来てくれれば…」
昨朝１９日の新聞の一面は鰻！
本当に食べれなくなるんじゃないの…と
旦那と鰻を食べに昼に神田まで出かけましたら
珍しいことに弟から電話
めったにしてこない人だから画面に名前が出たところで嫌な予感
ひい爺病院へ行っているころだし…
「病院へ行ったら、すぐ手術するから家族に来るように
病院から連絡があってしーちゃんが今行ったから
またその様子で連絡するよ」
手術の承諾がいるし
後見人は弟たちだし
待っていたら
「硬膜下血腫で簡単な手術だって、入院も３日だって、来なくていい」
「無事手術終わって、意識しっかりしている」
連絡が入って一安心
で、今日病院へ行ってきました
場所は変わっているとはいえ（病院が引っ越し）
母が亡くなったあの病院です
ひい爺さんは
「雑談ってものをしないからお前が来てくれた時くらいは
雑談ってものをしたいね」ですと…
１時間ばかりおしゃべりして
「疲れたでしょうからそろそろ寝た方が
お父さんが寝たのを見たら私帰るから…」
寝入ったのを見届けて帰ろうとしたら看護婦さんが
先生がお話したいから今来ますのでお待ち下さいと
１時間待ってようやく先生が来て
父の頭の管を外してくれました
「傷もきれいだし今朝の診察でも問題がなかったので
歩き方をチェックして明日予定通り退院できます」
頭に穴をあけて本当にこんなに早く退院していいんですか？
驚きですが
一安心でもあります
話している途中起こしてくれとかおしっこに行きたいとか
言っていましたけれど、頭の管がベッドに固定してあるので
（血の色の水が溜まっていましたから）
動かない方がいいみたいだからね
旦那の父の尿を何度も採っていた私ですよ
お父さんのできないわけがないでしょ…というわけで、
その後すぐリハビリの人が来て父を立たせたり座らせたり
腕や足の力を調べたりして
「多分大丈夫明日退院できます」
力は確かに衰えているようなのに…
転んだから血腫ができたのか？
血腫ができたから転んだのか？
結局は良くわかりませんが…
「俺もとうとう老境だなぁ…」
父がぼやきましたが
あちこち痛くって往生している今の私は…それじゃぁ…
老境なんて言えなくなっちゃうじゃないの！
病院でおしゃべりしているときも私は
先日からまた出た腰痛を押し隠していたのに…
お父さんには負けた！
明日の退院は弟が行ってくれますから
明後日また父の言う雑談ってのをしに病院へ行ってきます
「美味しいものなら食欲はあるんだよ」
父の好物でも持って！
