紫陽花の季節

鎌倉は紫陽花の多いところだという気がしている
実家が逗子だというのに、母が亡くなってから
この季節に鎌倉に行ったことが無いなぁ・・・たまに父に
「紫陽花見に名月院でも行こうか?」
「この時期、混んで混んで人を見るだけだよ。
 紫陽花なら家の庭にいっぱいあるよ。」なんて言うからね


ところが友人からこの季節の鎌倉行きを打診された
彼女の絵の先生の個展が鎌倉であるという。
「個展見がてら、この季節の花を見ようじゃないの?」
絶好のお誘い!
二つ返事!
紫陽花は雨の中でこそひと際美しい!とは言っても
雨の中を寺めぐりするのはやっぱりきつい・・・ということで
雨で一度延期にした後、天気予報の大外れした昨日決行!
折りたたみの雨傘より日傘が必要になるくらいの好天で
案の定北鎌倉はかなりの人出・・・


 

絵の先生の個展は古陶美術館にて、
その先生の紫陽花が主な絵と、特別展の尾形乾女さんの絵と陶器
常設の古陶器類を見て来ましたが、
ここの魅力は一に建物と庭でした。
150年以上という見事な古民家を移築したもので
構造といい梁等の使用してある木々の大きさ太さといい
本当に魅力的な美術館でした
円覚寺には当然何度も行っているのに、直ぐ横なのに・・・
今までちっとも気がついていませんでした。
最も鎌倉って目立たないものがひっそりとある町でもありますが
そして、ひっそりと無くなってしまう町でもありますね・・・
ここの庭にも紫陽花がまさに今何十種類となく咲いていました
それにしても紫陽花の種類の多くなったことってどうでしょう!


彼女が予定していたお食事処はどこも満員
えー、平日なのに・・・でしたが



浄智寺と名月院というあじさい満喫という目的は完遂!
もう紫陽花・あじさい・アジサイの一日でした!
北鎌倉の町はどこを歩いてもあじさいがいっぱいで
しかも新しい品種の花が増えていましたが
名月院は昔ながらの日本?紫陽花の青紫で統一されていて
その清らかで素直な美しさは、それはそれで好もしくて
「あー、昔と同じだ!」という安心感も!

 


花を見るのとおしゃべりをするのと
どっちが多かったか?定かではありませぬが
目が洗われた気がして、清清しく帰ってきました
「来年は花菖蒲と紫陽花と両方見られる時に行こう」
と、言っていましたが・・・そりゃもっと混むよ!
最近植物図鑑を買い込んで花の名を覚えようとしているという彼女に
ハンゲショウとイワタバコを教えてもらいました。
来年まで覚えていられるといいけど?