お別れの時


10日前にお父様を亡くした友人と会った。
葬儀の後お墓探しで出歩いていたというから
「疲れているんじゃない?」
と、確かめたら
「いいのよ、違うことで出かけた方が
 主人も今日ゴルフに行って、
 僕が出かけるから言うんじゃないよ
 気分転換しておいでよって」


それで私も母を亡くした後、半年してから
友人から旅行に誘われてありがたく出かけたら
「喪中じゃないの?」と言われていじけたっことがあった
もっともそう言った人が、家族を亡くした後
一月もしないうちに旅行に行っていたっけ。
やっぱりね・・・


もっと悲しい娘を亡くした友人に
何処か旅行へ付き合ってといわれたことがあって
あの時の旅行は・・・忘れられない。


人は気分を変えるきっかけを作れた方が生き易いのかも
清水さんの今朝のニュースを見てそう思った。
自分で作れればいいけれど、出来ない場合は
そばに居る人が作って上げるとか・・・
そういう人が回りに居ないのが一番つらい?


今日はダブルヘッダーで夜はトルコ会
3月末にお母様を亡くされた夫妻も参加なさった
お母様も90歳、
「何時までも家族に暗くしていられたくないと思うわ」
そして楽しいおしゃべりをした


全く後ろめたくないわけでもないけれど
私の事を考えてくれている人が居るってだけで有り難い
それで癒されるってこともあるしね。


先日99歳の母親が「私は一人で大丈夫!」と
ヘルパーさんと医者を家から追い出したと友人がぼやいていた。
担当の人や社会福祉協議会やらとの話し合いに
友人は走り回っている。
「その頑固さも痴呆の一つの現れです」と言われたのだが
「だからって本人が他人を受け入れないし、
 施設もそういう人は受け入れられないって、疲れる
 近いうちにランチ付き合ってね、気分転換」
本当に私に出来ることはそれだけみたいだけど
でも、何でも手伝うからね。