芸術の秋?その2


お教室のお仲間から朗読会のチラシを頂きました。
元同じお教室仲間の方の出演も予定されています。
「入場料取るのですね?千円?プロになったの?」
「今行っているお教室の発表会みたい、プロならもっと取るわよ」
「でも・・・すごいわねぇ・・・上手な方たちの集団なんでしょうね?」
「いやー、どうかな?そうなのかなぁ?
 先生がこの間話してた、どこかの能舞台
 朗読ちょっと自信あり+能に挑戦とかいう舞台があったって。
 これが一体何んのつもり?っていうひどい代物だった・・・って話。
 それよりはただ語るだけって、気持ちよく聞けるんじゃないかしら?」
「そうだね、勉強させていただきましょうか」

というわけで出撃しました。
初めて行く中野ZERO、中野そのものが初めて。
7,80人も入る?100人は入らない?規模の舞台でした。
プロの演出、効果音!
でも9人の出演者の緊張した白いお顔は・・・
お一人それぞれ選択した15分足らずの作品を読み継がれました。
中にお3人ほど本当に聞かせる方がいました!
お一人は静かでユックリとした語り口で、それなのに・・・
気が付いてみたらすっかり物語の世界に引き込まれていました。
もうお一人はいかにも楽しそうで楽しんでいるのが
伝わってきて、聞いているうちに・・・こちらも・・・リラックス
もうお一人は気が付いてみたらクスクス笑が洩れていました。
つまりそれほど聞きほれていたってことです。
本を読んで笑わせるのって至難なんですよ。
NHKで星新一の短い番組をしていますね?
プロがあの手この手で作っているあの番組で
本当に心からくすっと笑えるのって皆無に近いです。
なんだかなぁ・・・って、見るとがっかりすることが・・・
勉強になったと言うより楽しませていただいて帰ってきました!


帰ってきたら
友人から友愛の?季節のお野菜便第二弾が到着
綺麗な彩りと新鮮な香りにわぁ〜っと声を上げたら

下から丁寧に包まれた本が1冊!
小説雑誌を買うことはまず無い私のために?
この2月「エンターテイメント大賞」を受賞した娘さんの短編が掲載!
早速新鮮なブロッコリをゆでながら、無花果をほおばりながら
早く読みたくてうずうずしました。
夕食後早速読んで
昔、その作中の会社でパート勤務していた時代にタイムスリップ!
そして40年前東京の会社でOL生活をしていた私と
現在事務職をしている派遣の女性たちとの間に横たわる
「時」の大きな空堀?を痛感しました。
やっぱり今の女性は今を謳歌しているように見えるけれど
時々「生まれた時代がちょっと早かったかな?」って羨むけど・・・
「今」の方が全般に生き難いのかも?という切なさを感じました。
女性の生き方選択の巾が圧倒的に広くなっているように思われるのに。
それにしても今後がますます楽しみな新進気鋭の作家登場です!