金山城・神戸城・大河内城


9月11日に登城した後、うかうかしていたら
この一月でさらに30城近く登城している・・・ウソッ!
そのうち記憶に残った城ってほんの・・・?
っていうか記憶に残って欲しいと思える城は幾つ?


先日伯母の49日で帰省した折にも
数日の城廻を予定にしっかり組み込んであったので
あの折にも15城近く回ったのではないかな?
で、私が覚えている城と言えば、かろうじて
上記の城+明智長山城位で、それも明智様関連だったから。
で、その城と言えば光秀様の生誕の地であるとか無いとか?
私たちは団地の中を潜り抜けて登城してしまったが
桔梗坂と名づけられた石畳の坂道が下っているのを発見
後で大手門の方に回ったらそれがとても感じのよい登城道だった!
城は殆ど新住宅地に侵食されてしまって
明智様の縁も桔梗坂という名にしか見出せない。



しかし、この季節の城山は大抵何処かに彼岸花の群生を見せていて、
この花の季節への忠誠度にほとほと感服させられる。
藪蚊と時々の蛇と蜘蛛の巣と蜂以外に印象的なものの無い山で
本当にこの花の鮮やかな色は奇跡のようだ!
23日から25日のこの城廻はどこの土手も畦も埋め尽くされていた感



金山城森蘭丸を押し出しているようだったが
私には森と言えば小牧・長久手の長可の方が印象が強い
蘭丸広場で公園の手入れに来ていた男性が
「わざわざ来たのなら写真を見せてやるよ」
花の頃の花で埋もれた城址公園とカモシカ
伊吹山の写真集を引っ張り出してきてくれた。
ここは上手に市民のものとして利用されているな!


神戸城は二度目だったので「ああ、そうだ、こんな感じだった!」
しかしここの明るさは気持ちがいい
実際憩っている人の数も多い
市街地にあってこの広さで水辺と石垣がいい具合だ!
「利用されて、役にたっていて、よかったね?」
って、声をかけてあげたくなるような可愛さがある。


大河内城は全く知識も何も無く行ったのだが
意外な大きな規模の城のようだった。
タクジロー殿が夢中になって写真を撮る場所が多かったので、
私は首元までボタンを留め、帽子を目深に引き下ろし、
長袖の手首もしっかり防御し、更に手を顔の前で
風車のように回し、かつ合間にズボンの上から足を
パンパン叩き、なおかつ足首から進入する蚊と戦っていた!
「しかしタクジローは蚊に強くなった!」
と、感歎して見ていたが・・・可哀想に・・・
龍蔵庵坂という方から登ったのだが、これは楽しめた。
けれど大手道から攻めたい彼は一旦降りてから
大回りをして川沿いの道を歩いて大手門へ回ったので
ここはかなりのいい?散歩になった!
私的には多分この下の農家の間を抜けた川音のする迂回が
一番印象に残るのではないかなぁ・・・
廃城の足元で長く絶えずに続いてきた農民の姿が
「7人の侍」を思い起こさせたからかもしれないけれど。