熊鈴


「明日城廻に行く?茨城」
「ってことは、もうトルコの城アップし終わっちゃった?」
「したよ!全部で16城!」


あの手のトルコツァーで
観光のメニューに全く無い古城跡を16城も
ブログに掲載できる人って・・・って言うか、したい人って
多分あのツァーにはまず参加しないでしょうね。
観光会社や添乗員さんやガイドさんに
「こんな客もいるよー!」と、
教えてあげたいようなものですが・・・
旅行から帰ってからずーっと毎日(飲み会の日は別!)
PCに頭を突っ込んでいた甲斐があったというものです。
「なかなかの出来ですからどうぞ!」
と、友人たちに言っていますが・・・?


札幌で山歩きを始めた時に「必需品!」と言われ熊鈴を入手。
アイヌ風の?なかなか重厚な響きのいい音色です。
城廻りが山廻り?になった時点で、
その鈴をタクジローに譲りましたが、
最近本当に「熊が出ます」という警告のある山城が多い。
それでまた最近私用に小さなけれども
なかなかに澄んだ高い良い音色の鈴を買い込みました。




トルコのカッパドキアの道端に並ぶお土産屋の端っこで
ごちゃごちゃと金物を載せている小さな台を
出しているおじさんがいました。
使い込んだ、汚れた、銅か錫かなんだか分かりませんが
皿や小鍋やコップに混じってこの鈴がありました。
持ち上げて振ってみると
なんとも言えずいい音色です!


気にいったとみたおじさんは
「こっとう!骨董ね!これこっとう!」
私は思わず笑っちゃいました。
ま、たしかに?
それで値切り合戦突入
「鈴が3つ付いているから6千円ね、1つ2千円」
全く達者な日本語です。
「それは高いわ、それじゃいらない。」
「5千円」「・・・ん」「4千円」
「使い込んで汚れ放題、それじゃ高すぎよ、いらないわ」
おじさんは私の言葉の意味判ってるのかな?
「頑張るがんばる3千円、むりむり」
「1500円なら買ってもと思ったけれど・・・悪いわね」
とバスに戻ろうとしたら
あら1500円になっちゃった!
だから買ってきました。
素晴らしい音色です!
熊鈴にするの惜しいくらいです。
こんないい音色熊に聞かせてどうするの?ってくらい!


アイヌ鈴が3千円
小鈴が900円
こんなに値切って申し訳ないなぁ・・・と、音色を聞くたび思います。


ところが夜更かししてPCばかりに熱中していたので?
朝まで眠れなくて・・・結局今日は行けなかったのです・・・
笑えない?