星野道夫展


今週はもう二度銀座へ行った。
だから、そうか「銀座」というカテゴリーを作ってもいいんだ!
と、気が付いた。
そういえばチョコチョコ銀座がらみのことを書いているしね。
先週もあきちゃんと銀座で待ち合わせしたんだ!
今週は2日に月1度銀座で会う友人の会があったし、
今日も銀座を通り抜けた。


昨日の会はいつも4人
オバサンは銀座が好き!だから半日
銀座でお昼を食べてからしゃべり通すか、
映画を見るか、展覧会へ行くか、買物するか。


で、昨日は会うなり
お一人が「星野道夫さんの写真展、松坂屋でしているの、
差し支えなかったら見に行かない?」


星野道夫さん、大方の人は知っている。
あらかたの経歴は。
したい事を見つけ、それに向かって一直線に行動し、
それで成功もし、そしてそれに殉じた。
そんな人として!
だから「あら、銀座で今しているの?」
なら・・・と衆議一決!
ジャァ松坂屋近くでお昼を食べて行きましょう。
星野道夫メモリアル特別企画
星野道夫
「星のような物語」


時々何かの報道で彼の写真の断片を見、
彼の最後も知ったけれど、
まとめて作品を見たことが無かったので、
おかげでこの日はなかなか興味ある会となった。


動物の恐さもきっと人一倍知っていただろう彼の死で、
私たちもまたそれを思い知らされた。
にもかかわらず、
彼の撮った動物の写真は
美しさと気高さと悲哀を
そして彼の動物への愛情も、アラスカに魅せられた魂も
表現しつくしているようだった。


空気、空、海、動植物、人間まで
圧倒的にそれらがそれらしく崇高なまでに美しかった!
そしてまた見ながら私たちは微笑んだ。
優しさも写され、愛らしさも溢れ、ユーモアも刻まれていた。


私の中に刻み込まれた何葉もの写真がある。
哲学者のような白熊
命の遣り取りの一瞬の熊と鮭
命の緑の地衣類を衣のように纏った古代の森
命の無垢を無条件に差し出すゴマフアザラシの赤ちゃん
命の厳しさと尊厳を象徴するムースの巨大な角
短い春を彩る可憐な花々
静かな表情を見せる番いや親子


遠くから贈り物と重荷の一部を受け取った。