久しぶりの上京


私が25年ぶりに転勤で東京に帰ってきてから
月に一度上京して、東京を楽しんでいた父が
先々月はお腹をこわして「体力が無くなった・・・」
先月は三社祭で上京する間際に「熱を出した・・・」
と来なかった。
換わりに私のほうで出かけて行って
鎌倉散歩など付き合ったが
正直年齢もあるし
「このまま東京散歩できなくなったら・・・」
と、心配していた。


その父がようやく「体力が戻ったようだ。」と、
昨日から東京へ出てきた。
ほっとしている。


体力が戻ったと言うことで
昨日は有楽町で待ち合わせて
久しぶりで二人で映画を見た。
「花よりもなほ」だ。
もっとも映画好きの父は「体力がなくなっている。」
と言っていたわりには近場の横浜で
有頂天ホテル」とか「寝ずの番」とか見ていたようだが。
「プロデユーサーズ」も見るって言っていたな。
でも、今日見た「花よりもなほ」は
「そのどれよりも良かった!」と、ご満悦だった。
落語世代である父は私より落語の知識が豊富な点
もっと深くこの作品を読み解いたようだ。
暫くは「長屋の花見」とか「長屋の(花見の?)仇討ち」とかの
話をしていた。
盲亀の浮木」とか「優曇華の花」とかも、だから父に補足してもらった。


85歳でもまだ私の「生き字引」である!
最近父はマンゴープリンに凝っているので、
帰りにデパートでまだ食べていない店のをよって買ってきた。
どうやらまだまだ健在だね。