のうぜんかつらの花の色は 去り行く人の背中で 空が焼ける色 思いは熟れずに 紫色の雲を曳いて消えていった のうぜんかつらの花がしぼむ 変わり行く人の背中で 空も移る濃き紫 望みは熟れずに 冷たい花火の跡を一つ記した のうぜんかつらの色が 朝日を包む茜…
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