佐伯祐三展


正確には
「パリのエスプリ
佐伯祐三佐野繁次郎展」


神奈川県立近代美術館 葉山
やっと見に行ってきました。
佐伯祐三さんの絵を始めてみたのが何時だったのか
覚えていないのですが、
いつの間にか好きな画家さんの一人になっていました。


彼の絵と今回の会場とは
実に持って見事な好対照!
葉山は行くたびに海が穏やかに光り輝いて
特に夕方の入日の時刻には海はえもいわれぬ金色になります。


先回見たのは佐伯祐三と里見勝蔵を比較したものでしたが
ヴラマンク佐伯祐三・里見勝蔵」展
やっぱり圧倒的に私は佐伯祐三さんの作品に引き付けられました。
今回は油彩画が40点も集まったということで
楽しみにでかけました。


見慣れたパリの街角・広告・壁
野蛮なくらいの暗い色彩と叩き描かれた文字
苦しい寂しさが纏いつくタッチ
其の中で私は始めての絵を見つけました。
「煉瓦焼」
1928年に30歳で亡くなった彼のその最後の年の作品
思わぬ色でした。
そこだけぽっかりと赤が暖かく在りました。
この赤をどんな気持ちで使ったのかなぁ・・・?


と、ぼんやり考えながら
眩しいほど真っ青に晴れ上がったテラスで父と
ユックリ日向ぼっこをしていました。


画家さんて思いっきり短命か思いっきり長命の
どちらかっていう気がします。
佐野繁次郎さんは87歳の長命でした。
簡単な印象では
「芸術家だと短命・職人さんになると長命」
佐野さんの膨大な装丁の仕事や「銀座百点」の表紙を見ていると・・・?


さて明日から父が上京します。
「銀座百点」貰いに銀座へブラブラ行きますか。
佐野さんの表紙、私、昔?見ていたはずなんですねぇ・・・