佐伯祐三さん


始めて佐伯祐三の名を見たのが何時ごろの頃か
もう全く覚えていないのだけれど、
ユトリロを思わせる画家だと思ったのを覚えている。
その後タッチや雰囲気には似通っているところがあるものの
「ずーっと暗いわ!」
と、思うようになった。
その後彼の人生を少し知るに付け
「暗いのも当然!」


でもその暗さは不思議な魅力になっていて
見るたびに胸を締め付けられるように魅惑される!


もう大分以前になるが
佐伯夫人による改作?手入れがあったことが報じられたことがあった。
売れない夫の絵に夫人が手を加えて
売れるようにしていた・・・ということが
日記か手紙かで判明したというニュースだったと思う。
それが本当なら「絵」の価値は大分下がるだろう・・・と。
買えるはずも無い私には余り意味の無いニュースだ!
合作でも何でもその絵が見たとき心に響けば私はそれでいいや!
でもどうやったら売れなかった絵が売れるようになるのだろう?
こはちょっと興味があるなぁ・・・と、思ったものだ。


昨日の夕刊に
佐伯祐三佐野繁次郎展」のことが乗っていた。
どこで?
「あらっ、葉山で?」
東京でしないのかなあ・・・
連休が明けたら父を誘って
明るい5月の葉山の海を見がてら行ってこようかなぁ・・・
輝く葉山の海は佐伯さんの絵とは
永遠に縁のないものの象徴みたいだけれど・・・