17回忌


14日は旦那の里で父の法事でした


父が亡くなった時
旦那は長崎に単身赴任中で
私は浪人だった長男と高校生の次男と
浜松に住んでいた・・・んだった・・・


父は亡くなるまで4年半を病院で過ごし
その間、義母も病院へ泊り込みで義姉と看病に当たり
私も毎週土日に新幹線で遠距離介護に携わった
父が亡くなる前日私は父を看に行っていて
帰ってきたら義母から
「息しとらんようや・・・」と悲鳴のような電話がかかってきたのだった
葬式の日、庭の杏の花びらが僅かな雨と風に舞っていた


そして法事に向う車を運転している息子は間もなく33歳に
私たちより前を行く息子は今年36歳になる!
「いやーなんて、時は速いんだろう!」
私たちも還暦を過ぎてしまった!
義母も88歳になった!
父が亡くなったのは82歳だから・・・へぇー義母と10歳の差?
義母に舅は何月生まれだったか聞いたことがあるが
「知らん、いつやったんやろな?」
だから正確な年の差は私にはわからないけど・・・
そんなに離れていたとは気が付いていなかった。


結婚してから、旦那の里で
祖父を見送り、祖母を見送り、舅を・・・
3回も葬式を経験して、
何回も、数え切れないほど法事をしてきたけれど
山のようなご飯を炊かなくて済んだのは初めて
時がいっぱい過ぎたように
時代はどんどん変化していくんだなぁ・・・
いつも送られる人よりも送る人の方が多く変わっていく?
法事の日も大きくなった杏がやっぱり咲いていた。