白い恋人


北海道に住んだのはたったの3年
若い時にこのチャンスを貰っていたらきっと
北海道に移住していたかもしれない・・・と思います。
若かったら老後のことに思い至らず?


だから「白い恋人」の石屋製菓のニュースは残念でした。
小樽や朝里に行く時、
いつも高速に乗る手前にあるチョコレートファクトリーの
お城のような建物の景観は楽しみの一つでした。
特に冬のスキーの帰り道、クリスマスバージョンに
ライトアップされ沢山のスノーマンが笑っているのは
向かいの石狩の夜景と共に私の大好きな眺めでした。
亡くなった母がこのお店の茶器のコレクションを
嬉しそうに眺めていた光景もまだ目に残っています。


「北海道又か!」と言うより「お前もか!」
の情けない気分ですが・・・・・でも
「さもありなん!!!」です。


私が行った時、転勤族仲間で言われていたのは
「二条市場は駄目よ!」でした。
「平気で頼んだ物より質の落ちた物を送るからね。」
札幌の中央市場はまだそこまでひどくは無いということでした。
3年間私は中央市場で素敵な数の子を買っていました。
大きくて厚くてプチッとしっかりして安くて、北海道の魅力でした。
随分沢山の人にも送りました。
転勤が決まった時にも顔を覚えてもらったと言う自信もあったし、
お店の主人に毎年年の瀬に数の子送ってねと頼んできました。
「おう、FAXで送り先書いて寄越してよ、いいの送るよ!」
それなのに、始めて送ってもらった時、
買っていたものよりも、余りに質の落ちた物が届いて吃驚!!!
「え、北海道はまだこんな事をするんだ?」
次の年から友人に頼んでわざわざ店に出向いて
送ってもらうようにしましたら、途端に前のような
良品が届くようになって・・・でもあきれ果てました。
送ってくれている友人が転勤になったら・・・どうしよー


まだ北海道に居る友人がメロンや鮭を送ってくれます。
時々美味しくならないメロンに当たったり
二枚におろした鮭の身がささくれ立っていたり
送ってくれた人が知ったらがっかりするでしょう。
いえ、いえ、勿論、殆どは大丈夫ですよ。
美味しい喜茂別のアスパラガス頂きました!


住んでいる分には本当に美味しい北海道だったのに!
自分で見て自分で買う分には美味しい北海道だったのに!
でもそれは素材止まりで加工品はまだ要注意ってこと?
いやいや着実にいい加工品は増えていましたよ。
結局は商倫理・商道徳・・・人の問題!ですかねぇ・・・溜め息です。