お盆


今日は出勤日が填まってしまったので、
九連休とはならなかったが・・・長い暑いお盆だった。
結婚した時姑から
「暮・正月、お盆、連休は必ず帰省すること」と
申し渡され、万難を排して?守ってきた。
特にお盆は札幌3年間を除いて32年ほぼ皆勤賞!
なのに今年、旦那は「帰らないで東北へ行く」と言う。
「えぇー待っていらっしゃるわよ、まさか城廻?」
「当たり前だ、纏まった休みなかなか無いのに・・・
このクソ暑い時に暑いところに行けるか。
行くなら涼しいところ・・・東北か北海道に決まっている・・・だろ?」


昔は趣味などなかったというか、その余裕も無かったから
暑い時は考えるのも、反抗するのも億劫
行くところが決まっているのは却って楽だったのかも?
子供にも一応旅をさせてやれたし?
今はその目覚めた趣味に追いまくられている?


「お袋と姉貴にスイマセンと言うのもお前に任す。」
「あー、こことここ宿も予約しておけ」
「あー、三日目は○○夫婦と夕飯食べる。
その日の宿は彼が取って措いてくれるからいい。」


てな訳で、3泊4日・・・といっても
前日の真夜中12時に出発し、
帰りはその日の終った12時過ぎに帰着・・・
これをなんと言えばいいのかな?


そして出かけていった青森到着はまる12時間後!
びっちり渋滞に填まるわ・・・・・
雪の無い時期は年に三ヶ月という山奥の宿は
「記憶に無いくらいの猛暑ですわぁ・・・」
いつもはエアコンなど考えたことも無く扇風機すら忘れていると
申し訳なさそうな女中さんは「窓も開けると虫がぁ・・・」
という炎暑に填まるわ・・・・・
渋滞のせいで5城見損なったとぼやくわ・・・・


でもそれ全部私のせいではないから〜ネ!
と斜に構えた私も木一本無い浪岡城には参った。
ところどころに畝のように走る空掘以外
延々と続く草の台地で、鼻や首筋がじりじり音をたてて
焼けていくのが聞こえるようだった。
それに陣屋や柵や館が主な今回の目標は地味なことこの上も無い。
ハナから興味のあるのは多賀城(多賀柵・多賀関)だけという私には
きついことこの上も無かった!
ま、その分どうしてこんなに?と思えるほど
車の中では眠りに眠った!
好きこそ・・・だね、彼は一人で運転し続けたもの・・・嬉々として!


帰ってきて義姉に猛暑見舞いの電話を入れたら
「あーお母さん?元気にスイカとブドウをいっぱい食べてるわよー」
そんならよかった!