レシピ2


「えすちゃんのおへそコロッケ」


こんな蒸し暑い日にコロッケ作りたいお母さんは居ませんよね?
でもあの遠い暑い夏の日
おへそが無くなったかとびっくりした日の夜
ママがえすちゃんを慰めるために作ったのがこのコロッケです。
えすちゃんはコロッケが大好きです。
パパもコロッケが大好きです。
それもジャガ芋のコロッケでないといけません。
クリームとろりのコロッケはママの大好物なのですが、
パパはあんなの嘘っぱちのまがい物コロッケだと言います。


「お腹のすいた時揚げたてを手に持って、
むしゃむしゃ食べるのがコロッケと言うもんだ!」


野球の後でお肉屋さんで揚げたてを買って、
食べながら友達と家に帰るのがパパの子供の頃でしたって。
えすちゃんのお腹が丸いのも、パパのお腹が丸いのも
コロッケのせいかもしれませんけれど?
お芋のコロッケを作れば二人はニコニコです。


材料は(家族4人分です)
ジャガイモ  大6個
たまねぎ   1個
ひき肉    200グラム
鶉の卵    10個
小麦粉・溶き玉子2個・パン粉・揚げ油・塩・胡椒


作り方は普通のコロッケと同じです。
鶉の卵はゆでて皮を剥いておきます。
ジャガイモをゆでて、潰して、
みじんに切ったたまねぎとひき肉を炒めて、塩・胡椒して
ジャガイモの潰したものと混ぜ合わせて
コロッケの種を作ります。
それを10個に分けて丸めますが
その真ん中に鶉の卵を埋め込むのです。
そう、これがえすちゃんの「おへそ」ですね。
小麦粉、溶き玉子、パン粉をまぶして・・・揚げれば・・・
こんがり狐色のえすちゃんのおへそコロッケの「一丁揚がり?」


コロッケの中のおへそを食べれば、
失くしたおへそがちゃんとまた甦る?のですよ。
今年も大きな雷がいっぱい鳴り響きましたね?
おへそを失くした時には効きますよ、どうぞ!


ナイショですけれど、
えすちゃんたらお兄ちゃんのわいちゃんより多く食べちゃうんですよ。
暑いのに、えすちゃんはママがコロッケを揚げ始めると
ママのそばから離れないで最初の一個をはふはふ食べちゃうんです。