幾つ見た?


先月末にものすごい混雑を予想して
嫌だけど見たいし…チケットはもらってあるし…
上野まで出かけていきました。
フェルメール


数年前にオランダ絵画展があって、
その時もフェルメールを見ているのですよね
数の少ない風景画「小路」もね
本当に私が一番見たいのは…「デルフト眺望」なんですが
私が生きているうちに来てくれないかしらねぇ…


フェルメール全点踏破の旅なんて本も読みましたが
ものすごく好きな作家というわけでもなかったのですが
初めて一緒にロンドンへ行った友人は
フェルメール大好き人間でしたからロンドンで何点か見て
次にウィーン旅行した友人もフェルメールが好きで
美術史美術館へ行ったら貸し出されていて
2点の所蔵のうち1点しか見られませんでしたっけ
ドレスデンでも1点、メトロポリタンで1点、見ている…
日本に来たものは見ている…


と、ここまで書いて…
今までに美術本で見たフェルメールの絵と
現実にこの目で見た実物とが頭の中で混乱しているのに
気が付きました
初めからこの人の宗教画や神話系には興味ないし、いいのは
「デルフト眺望」と「青いターバンの少女」だけなんだけど…と
思いながら付き合っただけでした
大体題名にあんまりインパクトがありません
だからヴァージナルのなんだったっけ?になる
昔は青いターバンの…と記憶していましたが
今は真珠の耳飾り…の方が正式名称ですか?
そういえば真珠の耳飾りの少女という本も読みましたし
映画も見ましたね…これはコリン・ファース見たさでしたが…


以前の展覧会では「牛乳を注ぐ女」は
いいなぁ…と思いましたけど…
絵画の中のドラマ性を追求するのは妙に気恥ずかしい
その意味では何を見て何を訴えているんだろうと
否応なしに質問を突きつけられる「真珠の…」は
ちょっと億劫でもありましたね、対峙するの
でも小さなこの絵は前を「止まらないでください!」という
有名な人気の美術品を見るときのお決まりで
左から右へ歩きながらすれ違えただけでしたけど
なんだか歩いている間彼女は私を通過して私の後ろの誰かに
なんか訴えているようでしたね…
あなたは八方睨みか?なんて聞きたかったような?
私をシカト?


そんなわけで実物を見たのは…
なんだかんだ十数点、いや二十数点に近い…え〜ホント?
結構なフェルメールファンにいつの間にか…?