負けてる


消えない咳を抱えて
それでも昨日今日と2連荘で友人と映画
本当に不思議な咳なのよねぇー
見事に映画の間だけ出ないんだもの〜ぉ
お二人にもあらかじめ咳が長引いております…
断ってはいるのだけれど
「そんなの気にしないわよ」
期せずして二人ともそういってくださったけれど
本当は気になるんじゃないかなぁ…
と思いながら友人に甘えている
我ながらヘンに無理してるかなぁ…と思わぬでも
ひょっとすると全然家から出ないような生活を送れば
治るのかもしれないぞ…なんても思っているのに…
なんだか晴れ晴れしてないね


ところが先日退院したばかりの
84歳のお姉さんから退院の翌日電話があった
お元気そのもの晴れ晴れ声
「調子いいわよー
 足も心配ないわよー
 ねぇ、高嶺秀子の追悼会?に行かない?」
「どこでするんですか?」
「砧よ、撮影所」
「遠いですよー!」
声が上ずっちゃった
新宿から小田急線ですか?
少なくとも昔はそうだったなぁ…なんて記憶が駆け巡る
それに高嶺さんは私には世代が上
24の瞳くらいですか、見た記憶のあるのは、それもTV?
「同じ世代のYさんかNさんをお誘いになってみては?」


その翌日、またそのお姉さんから
「ねぇ、わが母の記って映画行かない?
 試写会の券頂いたの、二人分」
「いつですか?」
「27日」
「あー、ほらーあかちゃんが〜」
「ああ、そうだった、生まれてるわねその辺はもう」
「そうなんです、行きたい人サークルにいっぱいいると思いますよ
 土曜日に聞いてごらんになったら?」


なんだか続けて…振っちゃったみたいで、申し訳ないけれど…
いやぁお元気だなぁ…
砧まで行く気になっているんだ…
うわっ、遠い、億劫、疲れるって
思っちゃった私の方が完璧負けてるね?
好奇心旺盛なところで負けてる
そういえば先日
「なんだか欲しい服なんてないのよ、最近」って言ったとたん
「ダメよ、おしゃれ心失っちゃ、ふけるますよ
 女を捨てちゃだめですよ!」
年下の友人にくぎを刺された「捨ててるよー」
おいおい頑張れ!私!みたいな…


大体神様にお願いしたのって…
腰痛だったのか?咳だったのか?
そのあたりからして…アルツか?って…ああ負けてる!