三寒四温



季節を表現する言葉ってホント絶妙!
全く木曜・金曜って本当に凍えまくった
その前に暖かいヤッホー!って日が入ったから
なおさら寒風が応えたんだろうけれど
「でもね、陽光は春ジャン?」と金曜日に
春色のコートでお教室へ行ったら
「あなた今年最後の毛皮付きのコートで来ると思ってた」
その方が無難だったね
バス停でカッチンコッチンに冷えたもの!


ところが本日私の誕生日
久しぶりでイベント開催!
近場温泉でのんびり!
の、予定だったから…この寒さ嫌だなぁ…
心配していたら…なんと「温」の大当たり
土曜日はぽかぽかのドライブ日和で
旦那ガイド付きの石垣山城廻り予定が入ったけれど
その城山は桜満開の相模湾真っ青の富士山くっきりの大当たり
どんだけ日頃がよかったのかなぁ…って感じ?


 


付き合ってくれたえすちゃん夫婦のリクエストは
なぜか?「箱根神社へ行きたい」
「えー?そんなの知らないぞーなんでそんなとこ?」
「また、渋いとこ選んだわねぇ」
なんて言いながら行ってみれば
「ああ、これかぁ、芦ノ湖のあの鳥居はなんだろう?」
って思って見ていたことがあったっけ

       





しかもこの日のぽかぽか陽気のもと
とてもきれいなおとなしい?雪景色でした
緑の苔と雪を頂いた檜皮葺きの屋根とつららと雪ん子狛犬
真っ青な湖面を背景の真っ赤な鳥居が
見事に絵になっていて…


七曲りの雪の道を宿まで登って行ったら
たまらない懐かしさで急に思い出しました!
大昔3月5日に高校入試の合格発表があって…合格!
家族で中学卒業記念&合格祝いに
宮ノ下温泉に泊まりに来た時のことです
あれは3月の終わり近くだったのかなぁ…
やっぱり今日と同じくらいの雪道で
足取りも軽く坂道を上がっていた私
真っ白なアンゴラのお気に入りのセーターに
グレンチェックのスカート、紺のオーバーの私の姿が
不思議なくらいはっきりと唐突に…


夜、布団の中で母がどんなだったか…思い出そうとしたけれど
思い出せたのは父の白に薄茶のツィードのオーバー姿だけ
「東京は春だったけれど、箱根はまだ冬なのね」
でも母の笑顔はそう言っているようでした


幸せな誕生日の夜が過ぎていきました
「お前、本当に幸せそうに笑いっぱなしだぞ」