激震の予感


父の置いていった品々を届けに逗子まで
素晴らしいお天気でまさに行楽日和
用事を済ませるだけには惜しいような一日
ま、出かける先が湘南だから・・・いいか


父と食べるお昼のお弁当も買い込んで12時丁度に到着
冬とは思えない暖かさだけど、夜は冷えるって・・・
お昼を食べ、おしゃべりをして
「あまり暗くならないうちに帰るわ」
「なんだこんなに早く帰るのか?」
「うん、寒くなるって言うしね。」
それでもやっぱり余り早く出るのは可哀相な気がして
ついつい延ばしてしまうんだけど・・・
それでもニコニコ顔で見送る父に手を振りながら帰ってきたら
帰った途端に弟から電話が・・・


「ホームの順番が来たと連絡があったから
 お願いしますって言ったよって親爺に連絡したら
 絶対入るのイヤだってさ・・・言い合いになっちゃって・・・
 何とか話し合って納得させてくれない」


え、今ニコニコ顔のお父さんと別れてきたばかりなのに・・・
「それ、何時の話?」
「たった、今」


渋る父をまだ入れるのは何年も先だからと説得して
老人ホームに申し込んだのはついこの間の7月
その時は30余人待ちで、何時順番が来るか・・・
って、話だったのに・・・
その30余人はいったいどこに消えたんだ?っていう話
「こんなに早く入るなんて話じゃなかった入りたくないってさ」
そりゃそうだ!
心の準備もなんにも出来ていない・・・筈!


「説得してよ!」
弟は簡単に私に押し付けるけれど・・・
え、
えっ、
ええっ、
えー、
そんなこと出来ないよー
え、どうしよう・・・・
え、えっ、えー


途端に父から電話がかかってきた
「ホームの話で電話かかってきたのか?
 掛けたら話中だったから・・・あいつ、いきなり
 ホームへ行けって言ってきたんだぞー、行きたくないって・・・」


いきまく二人に・・・
今晩ひと晩寝て、明日ゆっくり考えて話そ・・・
結論はひとまず棚上げ・・・まずは
クール、クール、ボーイズ!??