食い気


「おりゃぁ、今、食い気だけで生きてんの」
と、〆はO氏の一言で括られました
「全くね!」
みんなで同意したことは確か!


「まるごとドイツ」旅行の反省会は
とらふぐ亭のふぐということで、ふぐを食べながら
「いい季節よね・・・これから・・・蟹も大好きよ」
私はそれに続いて「牡蠣も・・・」と言うつもりだったのですが・・・
その間もなく
「私も大好き」
「俺も大好き」
・・・
蟹賛歌にどぼっと落ち込んだ気配です
淡白なふぐは濃厚な蟹の匂いに乗っ取られた気配?


どこで蟹を食べたか
どんな蟹を食べたか
それは・・・という話題にテーブルは呻きましたね


本当は私、ふぐと聞いた時、面倒だなぁ・・・と思ったので
絶対6人だとまず鍋2つね・・・で3夫婦
どの夫婦かが鍋分かれるのね・・・それが面倒
しゃぶしゃぶの時も、湯葉鍋の時も・・・そうでしたからね
誰かが気を使わざるを・・・って感じ?
が今回は男三人対女三人にさっさと分かれて・・・
そしててっさもふぐのから揚げも・・・1人前ずつ別皿で
期せずして「良かった!」と女3人
だってね、あの刺身、大皿だと
ごそっと取るわけにいかないでしょ・・・
で、1枚ずつ取るのはツマンナイし・・・でしょ?でしょ!
おんなじことを考えるんだなって
おかしくなって笑って、油断が蟹を生んだってわけ


しかし蟹であんなに盛り上がるとは思わなかった
しかし蟹三昧も鍋が付き物ですぞ?
米子松江だ、伊根だ、城崎、あそこもここも・・・
松葉、越前、まぁ、ずわいなんですが、あれもこれも・・・
「2月都合の悪い日ありますか?
 忘年会までに僕が予定組んできますよ」
「はやっ!」
女達がふぐに勤しんでいる間に
結局新年会で細部を詰めるってことになったらしい?
で、どこ?
島根でしょ?


で、もう本日
1月の最終週か2月の最初の週かどっちがいいかってさ
超早割りのチケット予約するから決めてくれって
「えー、本当にわざわざ米子空港まで行くの?寒いのに?」
「雪道の運転も任せっ」って
我旦那が言っているの聞いたような気も・・・
「えー、たかが蟹にそんな大げさな・・・1泊?」
「2泊!温泉連泊か、違う温泉にするかって」
いや、ほんと、行く気満点だね?


そうだ
別れるときO氏・・・冒頭の科白を高々と嬉しそうに
吼えておられましたなぁ・・・なら・・・やむなし?
鬼ならぬO氏の高笑いが聞こえるようですなぁ・・・