ピンチ


来月の半ばにもう来る、江東区の演劇祭が!
練習はあと1回とゲネプロを残すのみ
で、今週の練習は・・・先生の?熱が入っていた!


座員のおばちゃんたちはそこそこ場数を踏んでいて、帰りも
「今日の先生、機嫌が悪かったわね?」なんて・・・
新人組みの私たちみたいにおたおたしない
・・・ふん、そうしてみると、やっぱりまだ私、新人!
ありゃ、機嫌の問題か?
だって、今日の出来・・・決して良くなかったぞ?


「私83になっちゃったでしょ?最近おかしいのかしら?」
最高齢の古手の座員の姉さんが
「なんか、やけにむずかしい演出になっちゃって
 ちっともいっている意味わかんないのよね・・・
 絶対出来てないわね、私、どうしたもん?」
立ったり坐ったり、科白言ったり言わなかったり
めまぐるしく変わるので確かに間違えてばかりいたし・・・


ここは一番お手伝いできることはお手伝い!
「二人で自主練習でもします?」
「いいの?じゃあうちに来てくれる?」
そんなわけで今朝から二人で練習!・・・・のはずが
行ってみると
「ああ、そこ?そこは分かるわよ、大丈夫よー
 うん、ここここ分からないの、難しすぎよ」
何度やっても間違える
「台本にこう書き込んだらどうでしょう?」
「書かなくてもだいじょうぶよー分かるから」
・・・って、分かってないよー
提案は退けられるし・・・この間、間違えていた所だから練習と思うと
そこは分かってるから大丈夫というし
練習にならんよー
・・・こりゃ、本当の、ピンチかも?・・・どうしよう?

 
なのに・・・「練習済んだから映画行きましょう」
「いいですね、行きましょう!」って・・・
あんた映画好きだからってここで乗ってどうするの?
と、思いつつも・・・映画へ・・・
映画は良かったんだけれど・・・皆さんホント美しい「FLOWERS!」で

     


お別れして帰ってきたら
「ねぇ、あそこ、これでいいのよね?」と電話!
「え、違いますよー・・・こうですよー」
「え、じゃぁ、こうね?」
「いいえ、こうです!」
いやピンチ! 本当のピンチ! どうしよう・・・
「あ、こうしましょう・・・いざとなれば・・・
 そこは大勢で言うところだから・・・
 口パクにしててもいいんじゃないですか?」


あ、なんて事を!
おしゃべりの反省して無いじゃん!と反省してるところです。
これこそ、ピンチ!