犬も歩くし・・・豚も狸も


50階建てのビルが当たり前の様に
林立している湾岸地帯ですが・・・
運河沿いの小奇麗な道にはなんと犬の多いことか!
その犬も又なんと見事に小型犬ばっかり
余りの小ささに踏んずけても気が付かないんじゃないか?


夏目漱石でしたっけ?
押入れの布団が落ちてきて子犬がフギャっと潰れて死んだっての?
どれだけ多くの犬がそんな不幸にあっていることか?
本気で考えてしまいそうです・・・だから
犬らしい犬に出会うと嬉しくなっちゃいます
先日ホント久しぶりでシェットランドを見ました
ましてシェパードやコリーとなると
映画かドラマでしか見ませんね?
何処かの家の玄関にハスキーの置物を見ましたっけ
あの犬達の子孫はどこに行ったんでしょう?


そんな事を考えていたら・・・もう年末風景・・・
「犬も歩けば棒にあたる」犬棒カルタって奴はまだあるのかな?
私の隣を黙って歩いているのは・・・戌年の・・・
ほんのちょっと前は狸腹だったのに・・・
沈黙の歩行が呼び寄せる思考は・・・
頭の回路がどうなっているか分からない吹っ飛び方をします


そういえば昔旦那の友人夫婦の奥さんが
「自分で言うのもなんだけど、
 家は美男美女の夫婦ってご近所では言われてるの」
「へぇー、ソリャ凄い羨ましいわ
 家は狸と豚の組み合わせだから・・・」
なんて言ったことがあった・・・っけ・・・
こいつは狸じゃなくなったけど、私はまだ豚だよ・・・
最も中身はとんだ狸だ!今日も騙された!
小詐欺って・・・small heron?・・・ってことはないわな?


「明日君の好みの運河沿いの店でブランチして散歩
 午後雨になりそうだからさ、朝のうちの散歩どう?」
「お、いいねぇ!!!」
で、今朝家を出たら
「ミスター・ドーナッツにするドトールにする?」
「えっ!」
そんなにその店が好きなのかよー・・・でしょ?
「運河沿いって言わなかった?」
「どうしてそんなに無駄使いしたがるんだ?」
疑問に疑問で答えないでほしいねぇ・・・


ああだこうだ言いながら歩いて月島で弁当屋に突き当たる!
この店もその先の和菓子屋も、昔の下町はあんな感じの
モルタル二階建ての建物ばっかりだったけれど
今じゃ珍しい昭和の情緒
先日草村礼子さんがお饅頭頭の着物姿でロケしていましたっけ
豚も歩けばロケに中る?
お弁当買って先日のカフェの先の運河道
今じゃキャナルロードって言うんだ・・・で食べる
「東京ど真ん中の弁当って気持ちいいと思わないか?
 感動モンだろが?」
「ま、確かに、ある種!感動モン?」


そういえば又先日旦那の友人の奥様が
「主人は俺について来い!タイプだから・・・」ボヤキました
「あら、ステキ!」
と、言った私は
「付いて来いって言うだけ増しよ
 うちは黙って行っちゃって、付いてきてないとぶんむくれる」
と、心の中で思ったんでしたっけ


 


あーぁ、テラスブランチ・・・やぁ〜い!