脱日常


お天気に恵まれた私のステキな旅が
あっという間に終ってしまいました。
生まれて初めてみる地中海はこの季節でも
真っ青で嘘のように光り輝いていました。
ニース・カンヌ・モナコとフランスの海岸地方の美しさを堪能して
サンレモからイタリアに入ると寒波でした。
陽射しは思いっきり明るいのに
じっとりとした底冷えはまるで京都?
それでもピサ・フィレンツェはお天気に恵まれましたが
ローマに入った途端雨になりました。
それも2・3時間で上がり
心がけが良かったのは誰だ?
・・・私に決まっているじゃありませんか、ねぇ?


私より数時間遅れで友人と同じように旅に出かけた旦那も
きっちり私より数時間遅れで帰ってきました。
彼の脱日常もお天気と寒波に恵まれたようで
日本も外国もなんだ変わらなかったのね?です。


二人で相手より自分の旅の方が楽しかったと
今お互いを言い負かそうと躍起です?


帰ってきた翌日父が来るというので
「私多分時差ぼけ中で役に立たないかも」と言ったら
「俺は構わん!」ですと。
それで睡魔と闘いながら歌舞伎を見、
睡魔と闘いながら父の話を聞き
この辛さも一種の脱日常か?と悟りの境地!


エンターテインメント大賞を取った友人のお嬢さんは
この間新聞各紙・TVなどのインタビューに追われて
もっと凄い目くるめく脱日常の中にいらしたようです。


でもでも・・・ただの日常っていいかも?
と、旅の興奮から抜け出しつつある私は今思っている・・・かも?