12月大歌舞伎


父が今週
「「紅葉狩」をお前に見せてやらなくては・・・」
と、上京してきた。
母が生きていた時は母が好きだからと、
毎月のように行っていたが、
先々月、好きな演目に心引かれて行ってから、
「やっぱり歌舞伎はいいなぁ・・・
お前もいい年だから歌舞伎の教養をつけておいてやらねば・・・」
という理屈をつけて
「毎月歌舞伎へ行くことにした!」
らしい?
いい年だからって?
いい年過ぎるでしょう!


どんな膏薬でも付ければいいさ!
それで楽しければ!



「歌舞伎だけは全く興味ないですねぇ・・・」という我が旦那に
「いや歌舞伎は面白いですよ。
明日の紅葉狩りは実に華やかな演目でね、海老蔵がどうか楽しみです。」
海老蔵はどうですか?」
「TVや映画より板の上がいいみたいよ。
素行と頭の中身に不安がいっぱい、素質もいっぱい!」
とは、歌舞伎初心者の生意気?私の科白。


で、「紅葉狩」
これが実に良かった!海老蔵!!
更科姫の美しさに舌を巻き!
後半の表情表現に感嘆し!
鬼女になって面白し!


で、帰り道
「良かったよかった華やかだった!
「神霊矢口の渡」は話がつまらない!
「出刃打お玉」は舞台整理がいまいち!
前の出し物だれてたせいか、いっそう「紅葉狩」生きたね。
お囃子って言っていいのかな?
常磐長唄竹本連中豪華で、聞かせて、これも良かった!
右近さんの踊り冴えていた!声かれてた?!
何とか屋!の掛け声 下手なのがいたね?こけた。
海老蔵、鬼女の頭の廻しの切れもうひと踏ん張りガンバ!だね。」


いい年のせい?
生齧り評論家一人誕生?