検査


さて、私の大腸検査の日が近づいている。
それなのにいやな?話を聞いてしまった。
結構それが頭から離れないでいる。
私は暗示にかかりやすい?


その話をした友人はもう何度か同じ検査を受けている。
だから
「簡単よ。」
「痛くも無いわよ!」
「うつらうつらと画面を見ながら、
先生の話を聞いているうちに終るわよ。」
なんて、慰めてくれる間に
こんな話を挟みこんだ。


「私のお姉ちゃんね。
この間初めてその検査をしたのよ。
それで笑っちゃった。大変だったんだって!痛くてね。」


「よほど下手な先生に当たっちゃったの?」


「うううん!
先生が終ってから、ため息をついて
こんなに長い大腸初めてだ!って唸ったんだって。」


「えー、あなたのお姉さん、私みたいに胴が長い?」


「私と変わんない。
似たかよったかだと思うけどねぇ。」


あらら・・・と私は思う。
彼女はスラーっと足が長くて細身で
私たちの娘ぐらいのファッションが好きで
違和感無く着ちゃう人なんだから。
どう見ても私より腸の収まる場所は少ない?


彼女のお姉さんよりもっと大腸が長くて
先生が「大変だったぁ!」って、
ため息をつかなきゃいいけれど・・・
検査の日迄、これじゃおちおち眠れない!