寝坊


「明日も雨だな?」
「明日何か予定ある?」
「雨じゃ、どこにも行く気おきんだろ。」
「じゃァ、起きる時間気にしなくていいね?寝坊してもね?」
「構わないよ。」
「まぁ、先に起きたら起こしてくれていいから。」
なんて、会話して布団にもぐりこんだのですけれど、
ちょこっと読んで寝ようと思った本が面白くて
ついつい夢中になって・・・気が付けば窓の外は白々・・・
うぉ、やばっ!と本を閉じたのですが・・・
メールの着信音に目が覚めて時計を見ると・・・ギャッ!
お昼でした!!!


慌てて居間に飛んでいくと
PCにかがみこんだ旦那の背中が怒っていました?
「起こしてくれればいいのに・・・つい本に夢中になっちゃって・・・」
と言い訳から入る私。
「お腹すいたでしょう?」
「風呂も入ったし、腹も減った!」と振り向きもしない。
まずい・まずい・・・と頭の中は「まずい!」のリフレイン
でも、心の中は
「お昼まで寝れるなんて、まだ若い?やったね?本読めちゃったしぃ!」


それなのに
朝飯?いえ、昼飯!準備しながら
心の中は・・・ぶつぶつ・・・
「君だってさしょっちゅう昼まで寝てるじゃない
ゴルフの次の日は大抵1時ごろまで起きてこないしさ・・・
ゴルフが無い金曜は朝帰りで昼まで寝てるしさ・・・
冷蔵庫にはご飯だってパンだっておかずだってさ
食べようと思えば直ぐ食べれるものがあるのにさ・・・
何でぶっちょう面ぶら下げて待っているのよ・・・
たまには私のお昼ご飯作ってにっこり・・・?あるわけないべさ・・・
あたしなんか君がお昼まで寝ていてくれたら
手がかからなくって有難い!有難い!なのにさ・・・
時差ぼけだし、先週は色々あったし、疲れたのにさ・・・」
と、言い訳三昧?も、まぁここまで来て
(心の中だけですよ、勿論) 笑っちゃいました。
さすがに時差ぼけはもうずーっと過去のものですよ!


割合でいったら
彼の寝坊対私の寝坊は
50:1にもならないと思うんですけれど・・・100:1にも?
何でこんなに後ろめたく思うんでしょうね?
こんなじゃ何もしないうちに1日が終ってしまいます。


いえいえ、今日はこれからが本番!
このために寝ておいたんです?!
日本!頑張れ!
フレー!ふれー!ちゃちゃちゃ!!!
応援の言葉、カビや埃を払って、すべて動員して
応援!声援!しまくります!
川口さ〜ん!中田さ〜ん!中澤さ〜ん!高原さ〜ん!柳沢さ〜ん!
三都主さ〜ん!福西さ〜ん!加地さ〜ん!宮本さ〜ん!
中村さ〜ん!小笠原さ〜ん!