訃報


木曜日に旦那の叔父さんがくも膜下で
入院したと義妹からメールを貰った。
姑に詳しい事を問い合わせたが耳の遠い姑は
電話も要領を得なかったようで、結局詳細は分からず
主人も会社から帰ると「何か知らせは?」と心配していたのだが
土曜のお昼に訃報が届いて旦那は田舎へ。


83歳の高齢ながら、お酒飲みの運動家タイプ
ランニングもし、孫の学校の30キロ歩にも毎年参加し
最近は趣味も絵画・俳句と手を広げて
鶴のようにひょうひょうとし
主人は「お手本みたいな叔父さん」と慕っていた。


家族に看病もさせないあっけない最後だったが、
私の母も同じで、倒れて一昼夜で亡くなったから、
多分、本人には一番いい死に方だったかも・・・
お医者様は「痛みも無かったろう。」とあの時おっしゃったし・・・


勿論家族の気持ちはそれとは別だから、
あっけなさは心を噛むだろう・・・


このところ「ゲド戦記」をぽつぽつ読んでいた。
あの本は生死を考えさせる。
考えさせられはするけれど、心のどこかに
考えても仕方がない・・・どんな風に死ぬかはわかりっこない・・・
という気持ちがいつも潜んでいる。
ただ、親が生きている間は子として絶対死ぬべきではない。
それだけはありませんように・・・と、祈っているが
私も体調が悪くなるとそれも運命次第とも思う。


子供に先立たれたり、
子供を先立たせてしまったりする親子のニュースが余りに多い。
何事も順番に順番に・・・と思うけれど、
神様の順番表にはどうなっていることか・・・
大事なことは
「分からない時にはのんきでいること!」?


叔父さんのご冥福をお祈りしています。