はまり役とは…

 

「アンという名の少女」が

初めて読んだ「赤毛のアン」の挿絵の少女を

彷彿とさせるビジュアルだったので見始めてしまった…

ああァ、原作に忠実にやってくれる…と思ったのに

いきなりマシューが倒れて…こんなところで倒すな!

そこからは怒涛の展開で違う違う…

全然違うじゃん!

原作のモンゴメリーさんの弱いところは男の子

ギルバートが描けていないんですよね

小さな男の子、オジサン、老人、変人さんは

上手に描写するのに…

ギルバートとオーエンはいまいち現実感が乏しい

だから「赤毛のアン」は名作だけど後編は

ロマンチック感は大丈夫なんだけど…

子どもは活きていてもギルバートが不在

 

この「アンという名の少女」の物語は途中から

換骨奪胎になったけど、これには既視感がある

昔「アヴォンリーへの道」というドラマがあった

モンゴメリーの「ストーリー・ガール」が原作だというので

見始めたんだけど…長く続けば当然原作はなくなる…

というわけでセーラーの物語が途中から

小意地の悪い従妹のフェリシティの成長物語になった

友人が

「セーラーはどうしたのよ…なんで出てこないのよ~

 セーラーのその後を見たいのに…」

私に文句を言っていたが…それはあれよ…

「「北の国から」みたいに子役の成長に合わせて撮ったから…

 セーラーが美人になるはずがならなくて

 フェリシティ役の子が魅力的に育っちゃったからじゃない?

 でも、マリラもレイチェルもいるし…まぁアヴォンリーだから

 まぁまぁ、どうどう」

慰めたっけ

まだ第2シーズン中だけど…

この先、主人公の成長に合わせて撮ったドラマなんだろうか?

おとな役のアン・シャーリーに変わるんだろうか?

それとも結婚するまで、母になるまで…続くのだろうか?

心配になってきたところである……