初々しい旅

2019/3/19

 

もう数年前

彼女が癌の手術から復帰して

「いつか旅行に付き合ってね」

なんと,友人と旅行に行ったことがないって

家業がありましたから家を空けにくかったこともあり、

ご主人が店を閉めたタイミングと病気が引き金!

「したいことはしたいと思った時にしなくっちゃ」

力んでいましたが

「いつでもいいわよ」と答えてから…2年

5年目の検診でOK!が出て、また

「いつ行ける?」

「いつでもいいよ」

それで5年越し…やっと→決定=実行

 

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行先は旅行に行ったことのない彼女にお任せ

で、選んだのがここで、↑ 望みは

「温泉でのんびり!おしゃべりしたい放題付き!」

笑っちゃいます

女同士の旅はそうなるに決まっている

で、きゃぴきゃぴと行ってきました。

温泉宿は立派で、食事も良く、でも泉質はつまらなかった…

雪を被った山が遠くに見えて他に何もない

でも望み通りおしゃべりはその山より大きく雪より多く!

 

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遠くの山々…雪が…

満足がいったことと思います

うれしくて嬉しくてみんなに温泉に行くと触れ回ったから

お土産、山ほどいるの…どうしよう…って

「今日買って宅急便で送れば帰るまでには家についているわよ」

「えーほんと?」

初々しいホントの初旅でした。

 

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ロビーで

帰りの新幹線の中で

「また行けるよね?秋に行ける?」

「忙しすぎるあなたが暇さえ作れれば…行けるでしょう」

本当に忙しすぎて大丈夫かい?

時々心配になるくらいです。

病気してから何もかも欲張りすぎるような気がするんですよ。

なまけものの私の真似をしろとは言わないけれど

爪の垢くらいは上げたいね…と思うほど