頭と口の間


年を取ると…70の大台に乗ると特に
頭と口の間には時々大きな溝があるんじゃないか?
そう思うことがままありますよ
頭では「あ」と言っているつもりなのに
口は「い」と言っていて本人は間違っていないと思ってる


8回目の私たちの朗読会が無事終わりました…
となるはずでした
実際、終わって…家に帰ってきてから
電話がかかってきました
お仲間の○さんです
「あんた、間違っているよ
 私が読んだ絵本『あ・し・あ・と』だよ
 メニュー『と・も・だ・ち』になってるよ…
 どういうことよ…友達になんでって聞かれて吃驚だよ」


こっちは「へっ?」です
だって…あわててチラシとメニューを引っ張り出して確認したら
どっちも『と・も・だ・ち』になっています
えっ?ともだちじゃなかったの?
「題は『あ・し・あ・と』だよ」
じゃあなんでポスターを確認してって
出来上がったポスターを渡して聞いた時違いを指摘しなかったのさ?
といいたいところをぐっと飲み込みました
振り返ってみても
「と・も・だ・ち」って一字ごとに点が入るんだから忘れないでよ…
って言われた記憶があります
改めて話しましょうと言って電話は切りましたけれど
もう一人の相棒にあわてて聞いてみました




「『ともだち』でしょ? 私はそう聞いていたわよ…」
「ダヨネ、だよね?」
とはいっても私たち本そのものを見て確認した覚えはありません
本人が確認して間違ったんだからあなたのせいじゃない
そう言ってもらえても…
お客様に配ったメニューもチラシも取り換えはききませんしね
絵本の中に何度も「ともだち」という語が出て来るのです
だから彼女の、いえ私たち皆の頭の中に
「と・も・だ・ち」が刷り込まれて「あ・し・あ・と」と
入れ替わったっていたのかもなぁ…


一応、私たちの保存版用に改めましたけれど

     これを  ↓


    こっちに  ↓


また一歩老化の階段を上がった瞬間でした