普通…


言えないことってありますよねぇ…
っていうかどうしたらそんなこと言えるのかってことも…
旦那のお母さんはそういうことを言う名人?かも


数十年前、まだ癌は本当にただただ怖かったころ
恐くて病院へもいけない気の弱い義父に癌が見つかった時
お医者さんと母旦那姉たちみんなで話し合って
お父さんには胃潰瘍の手術ということにしましょう
旦那にそういうことになっているからと私は言い渡されて
気をつけなくちゃと思っていた鼻っ先で
義母は「癌やったよーお父さん」
え、今…とびっくりした私の目の前で
義父の顔色が音を立てて変わったのがわかりましたっけ


後でお母さん決めたじゃないかと子供たちになじられて
平然と「だってホントの事いっただけやに」
…あれは忘れられない光景でしたが…


今回は
「お母さん、お姉さんのこと心配なさったでしょう…
 無事に手術も終わって良かったですね」
といった私に
「ほんとに私どうなるんかと心配したにぃ〜
 葬式どうしたらいいんやろ、だれがしてくれるん?て」
お姉さんの前だよ!あわてましたけど
父の時のことをまざまざと思い出しましたね


その母も
看護に来てくれた長姉さんに叱られてばかりで
ハンガーストライキをしたらしいです、その母に
長姉さんが言ったらしいです
「ちょうどいいわ、それで少しは体重落ちるやろ」
どうやら食べる量は昔の5分の一、いや10分の一か?になったのに
相変わらず姉に聞くとまだ60?余りあるやろ…
なぜか不思議に痩せません
その母にまた姉が
「わがままばっかり言って、お母さん、K代さん殺す気か!」
しかりつけておりました
いやー
母も娘も強し!


私の母も生きていたら88歳だけど…
どんなおばあちゃんになっているのかなぁ…
私どんな介護してあげられたのかなぁ…