添乗員…考?


旅行の2日前ほどに旅の添乗員から
挨拶の電話がかかってくる
だからこっちも聞きたいことはないか?
準備をして待っている(手ぐすねを…!)
大体このあいさつでどんな添乗員にあたったかわかる


尤も以前挨拶を受けて…空港で友達と会ったとき
「今度の添乗員感じ悪かったわねぇ…いやねぇ」と
言い合ったことがあったが
意外なことにその時の人は悪くなかった…
なんてこともあるけど、たまには


でも大抵はどっちかだ
まず最初に挨拶してから
何か質問はありますか?と聞くタイプと
自分の言いたいことをしゃべりまくってから
じゃぁわからないことは?と聞くタイプ


今回はこの言いたいことを言いきってから聞きたいこと?タイプ
おかげで聞くつもりだったことも
全部最初に言いきってくれたから…聞くことは底を突いた
頭ごなし統率先生タイプね
…と思ったら見事にどんぴしゃ上から目線恩着せ型先生!


だから旅が終わってから
渡されたアンケートに書く前に旅仲間と意見交換したら
見事に票が割れた
白黒が完全についたというのはそれでも稀有のことだ
笑っちゃったのは
「私白黒はっきりしないといやなのね…
 だからこの添乗員最悪だったわよ!」と言った奥さん
全く君と同じタイプジャン!と我グループの女性陣は意見の一致



38人もの頑固な?老人軍団を率いるのだから
これじゃなくちゃしょうがないだろうと思うことは思う
だからおかげでちゃんと目的地に手際よく着いて目的は果たせた!
添乗員の仕事の100%はそれに尽きるから
彼は優秀な添乗員だったことは間違いない!
でも実に感じが悪かった…というのが実感


最初の挨拶が
「私は添乗員でガイドじゃありませんからね」
で始まったのだから…推して知るべし
で、知りたいこと山積みの我旦那は
質問することすべてにべもなく
「知りません!」と最短返事が帰って来るので怒り心頭
そのたびに「ほらガイドじゃないんだから…ね」
私はなだめなければならなかった
「それにしたって返事の仕方があるだろう」
旦那の言うことももっとも!
相手は年上のお客様なんだからねぇ〜


それでもとてもよくやっていることはわかる
しかも歴史にしろ現状にしろこんなにわかりにくいというか
わかられていないというか、そういう国々を回っている
無事に素早く目的地に着かすだけでも大変だろう
実際何度国境を超えた事か
だから口調は命令調になり、成功すれば恩着せがましくなる
そこだよそこ、それが無ければ素直に優秀と言ってあげれるのに
 

それにしてもこれぐらい見事に
観光案内をしない添乗員は初めてだった
ウェットティシュ、ポン酢、部屋の確認…効率の良さ
褒めるべきところはたくさんあったのに…
褒められなかったのは…彼の徹し方が徹していたからかも?
それって何とも気の毒のような…
365日中200日以上海外だそうだけど
いつも同じ国じゃないんだから知識までは要求できない?よ


我グループの結論は
最悪のあの添乗員ほどは悪くなかったけれど…だったけれど
おかげさまで無事行って帰ってこられました
ありがとうございました!