老人ふれあい俳句は…


ボランティアサークルで息抜きの雑談
これが楽しみで来ているのよ…と公言する
おばちゃんもちらほらですが…確かに
このおしゃべりにはなかなか馬鹿にならない情報も
尤も帰ってきてから旦那に言うと
「どこのばかがそんなうそっぱちを?」と
言われるような情報も多々ありますが


皆さん向学心?に燃えているので
さまざまな教室の情報が飛び交います
今日は春からの新しい教室の申し込みが始まったので
皆さん色々申し込んでいます
ウクレレ教室って、ウクレレ買っちゃってだめだったら?」
「あら、ウクレレは貸してくれるのよ」
「それじゃ家で練習できないでしょ?」
「3か月の初心コースだから部屋で練習して帰るなら
 その間貸してくれるはずよ、たしか」なんて…
じゃあ申し込もうって、申込者が増えるんですよ
「でもウクレレって歌を歌うのよ」
「え、歌うの?」
ウクレレなんて歌わなくってなんになるの」
「じゃぁ止めた、歌ダメだもん」なんて減るの


私は音楽系には興味ないから
「あら、初心者俳句コースっていうのがあるじゃない
 季語から勉強するのかな?」
「それ好いわよ、私してるの
 寝たきりになった時でもできる趣味だと思って」
「え、寝たきりになって趣味いる?」
「いるわよ、ボケてないんだったら、
 枕元にノートと鉛筆だけでできるのよ…携帯でもいいけど
 私は最近夜中にでも一句までできなくとも5文字
 なんかいい言葉が見つかったら携帯にメモるの」
「へぇ…そいつはアイデアね?携帯気が付かなかった」
「季語もね、最近は結構ファジーよ、なくたって全然オーケー
 あなた申し込みなさいよー」
 う〜ん…考えてみる


で、結局申し込まなかったのですが…
ここの所彼女のアイディア借用
夜中の一言携帯メモ実行してみました
で…


「元旦や 万両ほどの 意気を持ち」


「行く雲に 忸怩の心 託しけり」


「去る人や 水の温みを 厭いけり」


「水温み 子供の明日の 重たきを」


「行く春に 赤子の今日を 惜しみける」


夜中に冴えることって…結局ないのね?