ぷち?検閲だって


年末、わいちゃんから連絡を貰って
駆けつけたのはちょうど父のところへ行く予定にしていた日で
父には延期の連絡を入れましたが
そのせいで大分父もよーこちゃんの病状を心配していました
母がした帯状疱疹はかなりひどいもので
服が当たっても激痛だったそうで、即入院でしたし
その後何年も神経痛に悩んでいましたから
よーこちゃん大事にしろ、大事にしろと言っていました


近所の知人は50歳くらいでやはり罹って
神経痛にならないようにと
痕が亡くなってからでも大分長い間薬を飲んでいたそうで
そのおかげか神経痛にならずに済んだと…
尤も義母は虫刺されのひどいのになったと思っていたら
後になってそれ帯状疱疹やっていわれたのやに…
と言っていましたから
帯状疱疹にもいろいろな出方と予後があるようですが


その後ひどい鼻声になっちゃったので
ホームに行くわけにもいかず
とうとう12月は父の顔を見ずに終わってしまいました
悪かったねぇと電話では何度も言っていたのですが
こっちは何の変化もなく無事だから無理するな
と、言ってくれていました


年が明けて
いつ行こうか?
と言ったら嬉しそうに「そうか来れるか」
なんだか12月は本当に悪いことをした気になりました
こんなに私を待ってくれる人はいないものね
顔を見るの喜んでくれる人がいると思うと
なんだか嬉しくなって…父でもね


いわゆる父の雑談です
年賀状の後ですから
色々昔の知り合いの情報を交換していましたが
「俺の年賀状…検閲にあってまるで違う印象になったんだよ」
弟に年賀状作成と発送を依頼したのですが
こういう文章をと預けたものを
「直しておいたよ」の一言で替えられてしまったそうな
どうやら最初の父の文は
弟の気に染まなかったらしく
読書三昧のかっこいい生活を送っているようになっていたとか
読書三昧と言われるには余りにかっこ悪い本を読んでるから
と、父は苦笑していました
ここの所弟が読み終わって届けてくれる本を
続けて読んでいるのですかれど
それが佐伯さんの時代小説の二十数巻も続くシリーズなんですと
時間つぶしにはなるけれど、あまりに高尚じゃなさ過ぎて…
かなり面はゆいんだそうで…
思わず笑っちゃいましたけれど
なんかわかるような…でも気の毒なような…


向かいの部屋のおばあちゃんが
俳句の添削をしてほしいと時々訪ねてくるというので
「来年は俳句にしたら?
 それなら弟の検閲の手には負えないから」
二人で笑っちゃいました
面白うてやがて悲しき…
新年の父でした


ホームの玄関にもエレベーター内にも
「お餅の差し入れはご遠慮ください」
張り紙がしてありました
そういえば昨年の正月もお餅を食べられなくて
「淋しいからどこかお餅を食べれるところに行きたい」
という希望で
お汁粉を食べれる店を探して出かけたのでした
これでもし間違えてのどに詰めたら
私の責任でホームの責任じゃないからいいか?でしたが
今年の父はもう外出する気力は無くなっていました

…でも「お餅食べたいなぁ…」
次回は何か差し入れ考えましょう…懐中汁粉とか?